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カンジダと子宮内膜症

舌痛症とは直接関係ないが、私は23歳ぐらいから生理が重くなってしまい、生理の1~2日目はEVEでやり過ごしていた。

月に1回の生理の時だけ鎮痛剤を飲めばいいんだし、こうやって更年期までしのいでいけばいいか、と思っていた。

でも、38歳で卵巣のう腫になり、話は変わってきた。痛み止めを飲んでも卵巣の痛みはしのぐことができなかった。のう腫は少しずつ大きくなっていって、生理以外の時も常に痛むようになった。ジーンズのウエストの部分にお腹を押されると痛んだり、歩いて揺れるだけでも痛んだりするようになった。

元々の生理痛は年を取るごとに酷くなり、EVEを飲む期間や量も増えていっていた。

前回のブログで書いたように、私は手足の関節痛を発症し、「リウマチ予備軍」と診断されたことで、リウマチの原因がカンジダであると主張する本を読んだ。ただ、本に記載されていた治療法で使うファンギゾンシロップはリウマチに処方される薬ではなく、口腔カンジダ症に処方される薬だ。当時の私は口腔カンジダ症ではなかったので、代わりにサプリでカンジダ除菌を試みることにした。

サプリでのカンジダ除菌にあたり、参考にできる本を探した。こちらのおなかのカビが病気の原因だったという本では、使用するサプリは書かれていたが、量や期間など詳しい治療法は掲載されていなかった。ふと目についたのは、カンジダ除菌で卵巣のう腫が治ったという掲載されていた症例で、カンジダ除菌に対する期待は高まった。

日本語だけの情報収集に行き詰まりを感じ、サプリメントや食生活でカンジダ除菌をする方法が詳細に記載されている英語の本を発見した。

こちらのCandida Crusherという本では、著者が自身のクリニックで行っていた治療法が事細かに紹介されている。紹介されている除菌方法は、最初に酸化マグネシウムの便秘薬を使ってカンジダを洗い流す期間を設けつつ、スイーツやパンなどを避ける食事制限をし、除菌やビタミンのサプリメントを摂取し、ニンニクやオレガノなどのハーブを積極的にとるという食餌療法を組み合わせていく。私のカンジダ除菌は、この本になるべく忠実に行った。

その甲斐あってか、カンジダ除菌を始めてから3か月ほどたったら、手足の関節痛はほとんど感じられなくなった。当初の目的は達成したし、カンジダ除菌のサプリメントは腸の善玉菌も殺してしまうと本にも書かれていたのが気になって、サプリ摂取は3か月で終わりにした。以前ほどではないが、今ではスイーツもパンも普通に食べている。

"Candida Crusher"では、子宮内膜症や酷い生理痛は、膣カンジダ症を発症した数年後に発症することから、これらの症状は膣カンジダ症の治療後も生き延びたカンジダが引き起こしていると書かれていた。

残念ながら、私自身の3か月のカンジダ除菌では、生理痛に関してはあまり改善が見られなかった。本に書いてある治療法では少なくとも6か月は除菌するようにと書かれていたので、実践した期間が短すぎたのかもしれない。

ただ、今回口腔カンジダ症になり、ファンギゾンシロップで治りきらなったことで処方されたイトラコナゾールという抗真菌剤を3週間服用してから、面白いことが起きた。生理痛も卵巣痛もほとんど消えてしまったのだ。

次回は、私が経験したイトラコナゾールでの舌痛症治療について書いていきたいと思う。

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