人の好みが激しい

あなたのお子さまは、誰にでも安心してお願いできますか?

うちの子は小さ時、コミュニケーションが取れるようになるまでは、家族以外の大体の人を嫌がっていましたが、年齢と共に、色々な方に接する機会が増えていくにつれ、すぐに近寄る人と、中々近づかない人、泣いて嫌がる人などさまざまでした。

【考えられる理由】

・本にの勘が強い。

・優しい人、そうでない人など、接し方が丁寧な人、雑な人など、相手の特徴を一瞬で見抜けるようなところがある。

・相手の声が苦手。

・弱視により、相手の顔などがよく見えていなかったことから、不安な状態であった。

・感覚過敏などにより、苦手なことが多いため。

・只々、色々なことの好みが激しい。

《対処方》
・関わって下さる方々と、密に情報を共有する。

・どんな小さなことでも伝えるようにする。

・どんな時に嫌がり、どんな状態になるのかをノートなどに書き留めておくと、何かと共通点がみえてくるようになるので、些細なことでも記録しておく。

・お子さまの些細な態度や変化をよく観察する。

・相手の特徴を、なるべく細かく詳しく説明してあげる。(弱視により、相手があまりよく見えていないときは、言葉かけで安心することもよくあった。)

・自分で考え過ぎない。

・思い切って人に預けてみる。

・誰かに相談し、一緒に解決策を見つけていく。

人により態度が大きく変わるので、とてもわかりやすいと言えばわかりやすかったです。

家族以外の人と過ごすのがとても苦手だったので、ついついわたし自身も、自分一人で面倒をみることが自然と多くなっていました。

誰かに預けるとか、どこかに通う(保育園や支援してくださる通所施設)など、その時は考えてもいませんでした。

誰でも、苦手なタイプがあるなど、多少そのようなことはあると思いますが、娘の場合は特に強く出ていたように感じます。

苦手だと感じる相手には中々接することが出来ず、泣いて嫌がることもありました。

かと思えば、会ってすぐに自分から近づいて行って、手をタンタンタンとタッチしたり、ぎゅーっと自分から抱きつくこともあり、本当に当時は???の状態でしだ。

現在は「〇〇さん嫌」、「〇〇先生大嫌い」など、名指しで言えるようになり、それと同時に人への接し方もだいぶ変化してきているように感じます。

もちろん逆の、「〇〇さん大好き」、「〇〇先生大好き」と言うことも増えました。

これから生きていく中の色々な場面で、色々なタイプの方と接して行くことになると思います。

ですので、理解力のだいぶ進んできた最近は、世の中には色々な人がいるということを、娘にわかる範囲で繰り返し説明するようにしています。

少しずつですが、苦手なことも、苦手な場面も、苦手な人とも、本人なりに考えて過ごせるようになってきています。

娘が何を基準に嫌がり苦手としているのか、今の段階でははっきりとはわかりませんが、好きなタイプやすぐに仲良くなれるタイプはなんとな〜くわかってきました。

とは言え私たちの予想とは全く違うこともありますが…。

これは訓練するにもとても難しい面があるので、本人の成長に合わせて、無理のない程度に様子をみて見守る!という感じでいます。

苦手な相手と過ごすこの時間をどう過ごすかなど、本人が考えるいい機会にもなっていると思います。

今から思うと、なるべく嫌な思いをさせない方がいいのかと、自分や家族内だけで囲い過ぎてしまったかも!と思うことがあります。

娘の力を信じ、時には思い切って離れる時間も必要だったと、今になって思うことがあります。

わたしもそうでしたが、お母さんや家族だけが頑張り過ぎるのは、短期的にみても、長期的にみても、あまりオススメしません。

お母さんやご家族の皆さまが、いい状態をキープすることが、何よりも大切だと思います。

結局は、親の精神状態が本人に強く影響していると思うからです。


💠プロフィール💠
真方光君(まがたひろこ)1978年生まれ    10歳の娘と2歳の息子がいます。
10歳の娘は、13qモノソミーという障害があります。
私と同じように療育されているお母様やそのご家族、障害や発達に心配のあるお子様と関わる方々に向けて発信しています。

オススメしている対処法や考えられる理由がもちろん全てではありません。

私や私の仲間のお母さん達の通ってきた道。

そこから拾い上げてきた対処法です。

全てのお子様に役立つかどうかは未知数ですが、ひとつのアイデアとしてお役に立てれば、大変嬉しく思います。

全てを網羅する事は出来ないかもしれませんが、私達が、何十というアプローチを何百回と試し、うちの子に効果が見られた事例をご紹介していきます。

娘の感覚過敏のことを勉強していく中で、『皮膚のセンサー』についてとても興味が湧きました。

現在は、バリニーズマッサージのセラピストとしても活動しています。

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