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保護犬コウタ これもご縁ですね

11月に県の保護センターから来たコウタは、最の2,3日はゲージで過ごしたものの、ご飯を外で食べるようにすると、たちまち家の中を探索しだした。
野良生活とセンターでの生活しか知らなかったから、人間の生活環境は初めてのはずだ。
最初はゲージから恐る恐る1mぐらい出てきて、家人を気配を感じると一目散にゲージに戻っていたが、少し慣れると家人を見ても怖がらなくなり、ゆっくりだが人馴れしてきた。
こちらも抱っこしたり、膝にのせて体中を触って「怖くないよ」と声をかける。するといつの間にか、体を丸めて小さなお目目を閉じ寝息をたてる。
それから、名前を呼び、眼を合わせた時にご褒美を上げるなど、アイコンタクトなど基本的な習慣付の練習を行った。
そんな時間を楽しんでいると、12月に入ったころに里親さん希望者から連絡を戴いた。

すぐにご希望者のお宅をコウタと訪問してお見合いして、コウタのことや飼養環境などについてコミュニケーションをはかった。ご希望が強く環境もよさそうだった。
そこで、もう少しコウタの健康状態など確認したかったのと、飼養備品など準備や年末年始の忙しさあり、翌年1月の最初から短期間のトライを開始する予定で合意した。

つづく



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