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シーティングは労働環境でもある

シーティングをした後、座り方や車椅子の使い方が変わることがあります。特に、お尻を奥まで入れて座れていなかった“すべり座り“の方の場合は、移乗した後、お尻を奥まで入れるために座り直しをお願いします。

これまで、数十の施設におせわになりましたが、施設の反応は2つに分かれます。

利用者さんのために
頑張って新しいやり方を覚えようとしてくださる施設。そして

残念ながら、口では「はい、はい」と言いつつ
すぐに以前の使い方に戻ってしまう施設です。

後者の施設の場合、“流れ作業“を行なっていて
一人一人の利用者さんに個別対応ではなく
「施設のやり方」が最優先になってしまっているケースです。

車椅子の調整もそうですが、
施設の介護も、“どこまでやるか“は施設によって違います。

施設の対応が違えば、利用者さんの予後も大きく変わってしまいます。
シーティングで一時的にいい姿勢で座れたとしても、その後の生活で同じ姿勢で座れなければ意味がありません。施設の職員の日々の対応は、利用者さんにとって、とても重要なのです。

そして、予後が大きく変わるのは利用者さんだけではありません。実は、職員の労働環境も大きく変わるのです。

私がお願いしていることは、シーティングをした車椅子を正く使うことです。これは、利用者さんの姿勢や心身の状態が良くなることに加えて、介護負担の軽減や車椅子事故の予防にもなります。

例えば、現場では割と軽く見られている“すべり座り“ですが、転落の原因に加えて、褥瘡(床ずれ)、円背、誤嚥など、様々な二次障害の原因となります。

二次障害が進行すれば、ケアが増え、介護職が背負うリスクも大きくなります。
つまり車椅子を安全に使うことは、介護職の方々の労働環境改善でもあるのです。

利用者さんにも職員の皆さんの労働環境にも効くシーティングは、“車椅子相談“という名の保険外サービスとして提供しています。
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