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ダイヤルアップ接続の思い出

はじめて触れたのは

僕がインターネットに触れたのは小学生3年生くらいの頃だったと記憶しています。
小学校に既にパソコンが導入されており、その授業で触れた程度でした。当時はパソコンに触れることはできていてもその凄さに気付いておらず、インターネットよりも動物とホッケーをするゲームの方が楽しく、ゲームをするためのもの程度にしか思っていなかったのでしょう。ですので初めてインターネットに触れた時の記憶は殆どありません。

家にインターネットがきた

中学生になり、家にインターネットが導入されました。その時になるとなんとなくインターネットは凄いものだとわかってきたけれど手軽に扱えるものではなく、特別な人が使いこなすものだと思っていました。それが家に導入される。とってもワクワクしました。学校の授業で触れてはいたけれどそれはあくまで授業で触れた程度。自由に扱うことは出来ませんでしたし、これでやっと好きに遊べる!そんな期待の気持ちがありました。

ダイヤルアップ接続の壁

早速使ってみると、その接続の遅さに驚きました。電話線を抜いて、そこにLANケーブルを挿し、ネットに繋げる。すると何処からか謎のピロピロ音が鳴り、パソコンが頑張ってインターネットに繋げる。学校ではすぐに繋がったものですから、その違いに驚きました。
更に、家にあったパソコンは性能が悪かったようで、もともと動作が遅く、折角インターネットに繋げることができても、ページを開くのに時間がかかりすぎていました。
当時はダイヤルアップ接続であったため、使えば使うほど『電話料金』としてお金がかかる。なのにページを開くのに時間がかかる。我が家ではインターネットが導入されたその日にインターネット禁止となりました。

ブラウザゲーム(のチャット)にハマった

学校で同級生に話すとその人は既にADSLたるものに入っているらしく、使い放題であると聞き、羨ましく思ったものです。家族にそのことを話すと「そんなに使わないから月額料金が勿体無い」と却下されました。
後日、先の同級生から「あるブラウザゲームが面白いから一緒にやろう」と誘われました。その時はまだ部活が忙しくなる前で時間もありましたし、折角誘われたのだからやってみたいと思いました。家族の目の前でやると怒られるのでいないときにこっそりとはじめました。
そのゲームは面白く、どんどんハマっていきました。そして、そのゲームを通じて、ゲームの攻略はインターネットで調べるものということや、掲示板やチャットというものを覚えていきました。最初はゲームそのものが面白かったのですが、チャットを通じてweb上の友人が増えていくにつれて、チャットがメインになり、ゲームそっちのけでチャットばかりやるようになりました。

両親から大目玉を食らう

いくら家族の目から離れてこっそりインターネットをやっていたとしても、それは電話料金の請求額でバレました。当然怒られ、でも無視して遊んでを繰り返し、ある日、両親から鬼の形相で怒られました。「そんなにネットを使いたかったらお前が料金を払え」とまでいわれてしまいました。当時はケチと思ったのですが、今であれば両親の気持ちもわかります。
家では出来なくなったので、その後しばらくは漫画喫茶に行ったり、家電量販店でネットが出来たのでそこで遊んだりと抜け道のようなものも覚えました。
その後は部活が忙しくなり部活中心の生活へと変わっていったのでそのゲームは引退となり、インターネット自体も調べごとをするときに使うといった使い方に変わっていきました。

終わりに

最初のインターネットはダイヤルアップ接続との戦いだったと思います。接続に時間がかかるし、使えば使うほどお金がかかる。いかにパソコンへの負荷を小さくして動作を軽くするか。そういったことも自然と覚えました。
一番大きかったのがチャットの存在で、それを通じて友人が増えましたし、ネット上には胡散臭いひともいるということもわかりました。また、チャットや掲示板を通じて『ネチケット』を学び、ネット上での立ち回り方を覚えたと思います。
今になってみれば、この経験が鳥人間の活動に活きた気がします。twitterを通じて友人を増やし、その一部がメンバーとして活躍していましたから。
ダイヤルアップ接続はもう勘弁ですが、僕にとっては良い思い出です。

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はじめてのインターネット

noteでのホットサンドメーカーを使用した調理関係や、youtubeでの動画製作関連に使用したいと考えております。特に動画の方では過去作品のバックアップ用のHDDが定期的に必要となりその費用で活動費が制限されているのが現状で、サポートにより活動の場を広げられたらと考えています。