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世界と比較をして堅調な日本株の真実!本当はボロボロです…

2022年、世界中で株式が暴落しています。
•NYダウ…36,585→30,076(▲17.79%)
•NASDAQ…15,832→11,066(▲30.10%)
•上海総合…3,632→3,088(▲14.97%)
•ドイツDAX…16,020→12,388(▲22.67%)
✳︎基準日…2022年初日終値、9/23終値

では、日本株はどうでしょう?
•日経平均…29,301→27,153(▲7.33%)
世界と比較をして堅調そのものですね!

本当にそうでしょうか?実は、海外の投資家から見た日本株は、全く見え方が違うんです!

海外の投資家は、日本株を見るときにドル建てで見ることが多いです。では、ドル建ての日経平均株価を見てみましょう。
•ドル建て日経平均…252.22→187.23(▲25.76%)

なんと、上海総合、NYダウを超える下落幅なんです!むしろNASDAQに近い!

為替の影響が大きい!

年初のドル円をみると、約115.5円くらい。
ドルベース日経平均が約252ドルなので
115.5×252=29,106円
ほぼ年初の価格ですね!

では、9/22現在(ドル円約145円、ドルベース日経平均約187ドル)
145×187=27,115円
こちらもほぼ一致しましたね!

つまり…為替に助けられてただけなんです!

22日、日銀が24年ぶりの為替介入をして騒がれました。一時7円も円高にブレるという事態。すぐに円高になるとは思いませんが、さらなる円安になる確率は従来と比較をすると減少したことは間違いありません。

もし仮に、為替介入の効果が出たことで、ドル円が135円になり、ドルベース日経平均が190ドル付近で推移した場合
135×190=25,650円になり、今からさらに約1,500円下落をするということになります。

株価だけで見ると日本株には円安は追い風、円高は逆風…

円高になることで、輸出品の価格が下落。例えば、新型のiPhone14が安くなる可能性や、ガソリン、水光熱費の抑制という形で家計にとって追い風になることは間違いないです。

一方で、株価だけでみると、やはり円安である方が良い!という可能性は否定できません。

日本株は、海外投資家が約7割を占めるマーケットです。海外から見た日本株を意識するもの、投資をする上で大切かもしれませんね。

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