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【広島宮島旅】宮島の厳島神社絶景です! 紅葉谷公園は、まさに紅葉真っ盛り【2022年11月】#3

広島平和記念公園をあとにし、宮島に向かいます。
ちなみに、記念公園から宮島へのアクセスは主に3つあります。

まずは王道、ひろでんでのんびりゆったり行く方法。
フェリー乗り場のある宮島口まで乗り換えはなく、運賃も最も安い280円。
しかし、45分もかかるのでとにかく時間がかかります。

次に、JRに乗り換える方法。
乗り換えがあり、運賃もややお高くになりますが、ちょっと時間の節約になります。
原爆ドーム前からは、西広島駅まで180円、JRで宮島口駅まで320円です。

最後に、「世界遺産航路」フェリーです。
ダイレクトに宮島までラクラクアクセス。45分で2,200円。
時間も大幅に節約できて、川から観光を楽しめますがとにかく、価格が高いです。

で、結局私たちは、ご覧の通り、安い・らくちんの広電での移動しております。

宮島口が近づいてくると、海沿いを走るのが広電のいいところ。とても気持ちがいいですね。
さて、広島電鉄宮島口に到着しました。

ここからフェリーで宮島に向かいます。
ここからのフェリーは、宮島へのフェリー会社は2社ありますが、どちらに乗っても料金は同じ180円。
宮島口から宮島までのフェリーの出発間隔は、10~15分間隔です。

航路が若干異なるそうですが、値段も所要時間も変わらないので、早く出航する方に飛び乗りましょう。

おっと、乗船をせかされてしまいました。


急ぎましょう。

船に乗ると、多くの人たちで満員御礼でした。とても座れませんが、10分ほどの所要時間なので、甲板に立ち、海を眺めます。

あっというまに宮島に到着です。

コインロッカーに荷物を預けてフェリー乗り場を出ると、
ご覧ください、この、人・人・人!
紅葉温シーズンに旅行支援や修学旅行が重なり、とんでもないことになってます!


でも、観光客がここまで戻ってきたのはいいことですね。

それでは、まずは厳島神社に向かいましょう。

海沿いにある400mある参道を歩いていきます。
それにしても、観光客の方でとてもにぎわっていますね。

天橋立、松島とならび、日本三景と言われる宮島。
その中心にあるのが厳島神社です。

平成8年、ユネスコの世界文化遺産として登録されました。
登録された区域は、社殿を中心とする嚴島神社と、前面の海、
及び背後の弥山原始林を含む森林区域です。

厳島神社の鎮座する厳島(宮島)は
「神に斎く(いつく = 仕える)島」という語源のように、古代から島そのものが神として信仰されたと考えられています。

平家からの信仰で有名で、平清盛により現在の海上に立つ大規模な社殿が整えられました。
社殿は現在、本殿・拝殿・回廊など6棟が国宝に、14棟が重要文化財に指定されています。
そのほか、平家の納めた平家納経を始めとした国宝・重要文化財の工芸品を多数納めています。

ここは、表参道商店街との合流地点にある、「石の大鳥居」にやってきました。


創建は明治39年。意外にもそれほど古くないようです。
扁額 (へんがく)は時の太政大臣三条実美(さんじょう さねとみ)が書いたものだそうです。

大鳥居が見えてきました。


嚴島神社の社殿の沖合約200メートルのところに立つ大鳥居は、平清盛の頃から何度か建て替えられ、現在のものは明治8年(1875年)に再建され9代目に当たるといいます。
現在、修復工事がちょうど終わったところで、その工事用通路が11月1日から11月27日まで期間限定で一般開放されています。

ご覧いただけますでしょうか。たくさんの人が渡っていっていますね。

さて、この鳥居、どうやって立っていると思いますか?
実は地面に固定されている訳ではなく、自然の重みだけで自立しているのだそう。
鳥居上部の島木と呼ばれる部位が箱状に作られており、その島木の中には約7トンもの石が詰まっていて、重り代わりになっているのです。
(読まない)
さらに柱は主柱、袖柱の6本で鳥居を支えており、柱と屋根のつなぎ目には特殊な形状の楔が使用されています。
それにより柱と屋根の歪みや動きを自然に吸収するそうです。

それでは、本殿に向かいましょう。

すごい列ができていますね……

拝観料は、神社拝観だけでしたら大人300円、宝物館(ほうもつかん)と共有割は500円です。
すぐに見えるのは、この優美な回廊。

ため息が出そうな美しさです。
しっかり、『世界文化遺産』と掲げられています。

この美しい廻廊は、幅4メートル、長さ275メートル。床板は水圧を抜くため、わずかに隙間を開けてつくられた構造となっており、海上建築ならではの工夫がされています。

さて、嚴島神社は推古天皇元年(593年)、佐伯鞍職(さえき の くらもと)が創建。
その後平清盛が、安芸守(あきのかみ)になったことにより、嚴島神社を厚く信仰。
武士として初めて太政大臣となった清盛は、仁安3年(1168年)頃に現在のような寝殿造りの海上社殿を造営したといいます。
その後、1571年に毛利氏によって本社本殿の改築や反橋や大鳥居の再建など大規模な修復が行われたそうです。

それにしても、竜宮城のような優美さですね。

嚴島神社は、満潮時に海に浮かぶ姿が美しいのですが、訪れたタイミングはちょうど干潮の時間帯でした。

さて境内には干潮時には砂浜から水が湧きだし形作る「鏡池」が出現します。
湧いているのは海水ではなく、真水。
干潮時でも、どんなことがあっても、この水たまりは長年干上がらなかったという不思議さもあり、パワースポットにされているので見てみましょう。
ん、なんか様子がおかしいです。

なんと、カモの集団が鏡池に集まっています。うーん、これは、何とも言い難い光景です。

こちらは、国内唯一の海上に造られた能舞台。

戦国時代に毛利氏が奉納した舞台が始まりで、江戸時代、広島藩主・浅野家によって再建されたものです。
通常の能舞台と異なり、共鳴用の甕(かめ)はありません。その代わり、足拍子の響きをよくするための床板に特徴があるそうです。

こちらは、反橋(そりばし)本社周辺の海上に立っている橋で別名・勅使橋(ちょくしばし)とも呼ばれています。

天皇からの使者、つまり勅使だけがこの橋を渡ることができたのだそうです。
でもご覧ください、めっちゃ急です。本当に渡れたのでしょうか、と思ったら、公式HPに「中央に階段を設けて渡ったものと思われます」と書かれていました。
そりゃそうですよね。
日本全国にある重要文化財指定の橋の中でも最古のものにあたります。

こちらの厳島神社で、是非御朱印をいただきたかったのですが、衝撃的な長蛇の列だったのであきらめました。

参拝を終えて、大鳥居を渡る行列の状況を確認。

何時間待ち?!

こちらも長蛇の列です。期間限定、しかも午前中しか渡れないそうなので、貴重ですよね。
でも、大鳥居は遠くから見たほうがきれいじゃない?ということで、私たちは渡らずにスルー。

遠くから見たほうがキレイ(負け惜しみ)

行列の先にある、『清盛神社』に参りました。

平清盛の没後770年を記念し、昭和29年に創建。
思いのほか新しい神社でした。

ちなみにこの辺りは、もともとは御手洗川の河口に生まれた砂州だったこの地は西の松原と呼ばれています。
この先端に立つ石灯籠は明治31年、ハワイ在住の鈴木国蔵の寄進なのだそう。

ハワイ島のヒロで店を開き、成功を遂げ、明治39年に帰国しています。
なんとここでコロナ前は毎年訪れていたハワイ島の情報に遭遇するとは。
意外なところでつながっているんですね。

それでは、紅葉谷公園方面に歩いていきましょう。

紅葉谷公園は、「日本紅葉の名所100選」にも選ばれた宮島の紅葉を楽しめる公園です。

「イロハカエデ」を中心に約700本もの紅葉が見られ、色鮮やかな様々な植物を楽しむことができます。

おっと、鹿を発見です。
まだ小さい鹿ですね。

しかし、相変わらずの無視っぷりです。

さてこちらの公園は、江戸時代に開拓されモミジの苗木が植えられたのが始まりといわれます。


木々の美しさは、この時代の文献でも、紹介されていたそうです。

この時代の文献には「清き流れあり、樹木蒼古(きぎそうこ)にて一区の幽境なり、楓樹多きを以って名とす」と紹介されています。

それでは、この公園の中でも一番の美しいスポットである「紅葉谷橋」と通って、宮島ロープウエーの乗り場に向かいましょう。

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