3.29 「白すぎるオスカー改革」について思うこと

 今年のアカデミー賞が発表された
4部門全てにノミネートされていた「ドライブ・マイ・カー」は
見事、国際長編映画賞を受賞した。
日本人としても邦画がアカデミー賞を受賞することはとても嬉しい限りだ。

しかし、一つ疑問がある。
「白すぎるオスカー改革」である。
アカデミー賞は「白人偏重」が進み、近年は受賞作が変化傾向にある。
具体的にいうと、近年は障害者や多様な人種を取り扱う、多様性を重視している
作品や非英語作品が受賞傾向にあり、評価基準が変わっている。
また、審査員も近年はアフリカ系や黒人、女性など
多様性を意識しているとのこと。

私は、これはやりすぎではないのかと思う。
何でも「多様性」にすれば良いのではないと思う。
今後も娯楽界は多様性が促進され、評価方法が代わり、作品の独自性が失われ面白くなくなるのではないかと思う。

最近、色んな所で多様性という言葉を聞く。
聞こえはいいけど、最近のムーブメントはやりすぎな気もする。

別に差別を助長する作品を作っているわけでもないし
娯楽なんだから、自由にやらせればいいのにと思う。
映画好きの私としては、単純に映画の面白さや感動を求めているのであって
多様性を映画で見たいとは思わない。

映画界に限らず、世界の「多様性」の動き、もう少し見直したほうが良いと思う。

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