見出し画像

俺とジェットコースター@東山動植物園

我、先頭限定浮体感

初乗車:2023年1月4日
好きなセクション:浮くとこ全部

 山動物園には遊園地が併設されている(※1)。メインコンテンツは動物園なワケで遊園地はオマケみたいなものなのだが、侮るなかれ、しっかりと浮くコースターが置いてあるのだ。

 れたのは正月休み真っ最中の1月4日。大混雑を予想していたが、遊園地側はそこまで混んでいなかった(むしろ閑散)。ジェットコースターも客待ち状態で、初回乗車は貸し切りとなってしまった。

何の捻りもない名称

 両は4人乗り×6両編成の一般的なタイプ。拘束器具はちゃちな細いラップバーのみだが、これが走行中の浮きに繋がる。また、車両はジャガーを意識したデザインだ。これほどまでジャガーを前面に出すのはサトームセン以来だろ(※2)。カモン!

哺乳綱食肉目ネコ科ヒョウ属

 災報知器かよ!と思ってしまうほどケタタましいベルの後、コースターは巻き上げに向かってゆっくりと前進する。

 イアウトが園内からなかなか見えないこともあって、なかなか全体像が分かりにくいが、基本的に8の字を描きながらコンパクトに旋回を繰り返す。傾斜が緩いこともあって、後方車両での引きずり込まれ感や、エアタイムといったものは感じないのだが、先頭車両だけは、おっ!と思わせるような浮きが2か所あるのだ。

マジで火災報知器
巻き上げ中

 分とのんびりした巻き上げを終えると、左に旋回しながらファーストドロップに入る。徐々にスピード感が増していく感じがイイ。この時、ファースト最下点で横をちらりと見ると自由の女神が立っている。謎だ。

ニューバイキング脇を降下

 下したと思ったらすぐさま上昇。上り勾配から突如として水平に傾斜が変化するからか、先頭でポンと体が縦移動。まあポンというかボンッ!って感じ。Bomb A Head

m.c.A・T並にボンバヘッ!
真横から

 の後、200度ほど右旋回しセカンドドロップ。ファーストの余韻を十分に引きずった状態で旋回するから、かなり揺さぶられる。さすがジャガー。

セカンドドロップ

 カンドを超えると、再びボン!だ。今度は、水平より若干傾斜が付いた緩いキャメルバック状の形状となっているため、先ほどよりもボン!が強め。ケツの下でエアバッグが破裂したような感覚だ。

ボン!(2回目)

 2回目のボンバヘッ!が終わると、あとは駅舎まで旋回を繰り返すだけ。まあ、消化試合といった感じ。

コアラの列車を横目に
浮きは無いです
なんだかんだスピード感はある

 後尾は全くと言っていい程浮かないので、無理に先頭と最後尾の乗り比べをする必要はないかと思う。2両目、3両目からは浮きも弱くなってくるので、あのバカみたいな跳ね上げ方は先頭車両でのみ味わえる特権だ。前詰め乗車ではないので、先客が居なければどの車両にも乗ることが出来る。もし東山動物園へ訪れることが有れば、迷わず先頭のみをオススメする。


注釈
※1 遊園地内には、レトロなコイン遊具コーナーもあり、今では見かけないような乗り物も多く置いてある。その中でも、NAロスタを模したコイツがなかなかイイ雰囲気を出していた。

トーゴ製ハイウェイスター

 よくある、コインを入れるとBGMが流れて遊具が揺れるアレなのだが、選曲が中々マニアックだった。初代アウトランよろしく、3曲から選択するのだが、全てサザンオールスターズ。希望の轍、YOU、フリフリ'65という、活動休止から開けた第2期サザンを代表するような選曲に、完全にお子様置いてけぼりだ。一応デモとして、100円を入れなくてもBGMが定期的に流れる仕様のようなのだが、FM音源が奏でる全盛期桑田サウンドに思わず耳を傾けてしまった。周囲のさびれた雰囲気(失礼)との相乗効果か、ハイウェイスターから流れてくるYOUを聴いていると、かなりおセンチな気持ちになったことを覚えている

※2 プーマっぽいロゴでお馴染みのサトームセン。プーマはピューマだが、サトームセンはジャガーをモチーフとしていた。ちなみにCMで素敵なサムシングについて熱く歌っていた2匹は、”じゃがお”と”じゃがこ”らしい。安直な名前だなあ…

 

 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?