元ハーメルン勢による、今のpixivに移植してほしい機能No.1の話

先日、フォロワーが「ハーメルンってどうなん?」みたいなツイート(意訳済み)をしていたので、今でこそpixivを主戦場にしていながらも以前はハーメルンを主戦場にしていた私の出番だと思い至り、過去の記憶を漁っていた時。

ふと、色々と思い出して、その上で「あぁ……ハーメルンのマイページってめちゃくちゃ見やすくて使い勝手良かったんだな」と取っ散らかったpixivのマイページを見て思ったりしていたんだけど、思い返すほどにとある機能が恋しくて堪らなくなって。「今のpixivに実装してくれれば最高に楽しいだろうなぁ」と思うものがありました。それが……


10段階評価と色付き評価バーです。


10段階評価と色付き評価バーって?

なんで私がこの二つの機能が恋しくて堪らないのか語る前に、全員が全員ハーメルンを利用しているわけがないと思うので、まずこの機能について説明をしようと思います。

まず、10段階評価。語呂がいいから10段階と言ってますが、星0から10まであるので厳密には11段階です。これは単純に作品ごとに読者が投票できるシステムで、pixivでいうブックマークやいいねとは別のものです(ハーメルンにおけるお気に入りがブックマークに該当する)。
これ、単純に投票で点数付けれるだけじゃなくて、投票された点数の分布図が小説検索してバーッと並んでいる段階で閲覧することができます。

画像1

こんな感じになります。

そして、色付き評価バーの話をするのですが、その前に総合評価についてお話します。
ハーメルンという小説投稿サイト、実は総合評価という項目が存在していまして。小説検索の際の並び替えに条件設定できるくらいには重要な項目ではあるのですが、これは表向きにはさっきの10段階評価の合計値+被お気に入り数と言われています。(これは余談ですが、実はこの計算式に当てはめても実数値とズレている場合が殆どで、様々な条件とかで計算式が変動しているらしいです。それに関する考察があるのでURL貼っておきます)

ただ、この総合評価。これだけを当てにしてもいけなくて。滅茶苦茶極端なことを言うと、被お気に入り数が同じ2作の片方が最大評価である星10を付けている人が10人いて、もう片方が星1を付けている人が100人いる場合も単純計算上では総合評価が同値になります。
その為の救済策というか、当時から私が振り回され、成長した今は「あれは優秀だけど残酷だよなぁ」と思う機能が件の色付き評価バー
これ、作品に付いた評価数の平均値を基に色が付き、評価してくれた人によってバーが埋まるというものです。因みに仕様はこんな感じ。

色:調整平均数値

赤:8.00以上
橙:7.00~7.99
黄:5.00~6.99
黄緑:4.00~4.99
緑:2.00~3.99
青:0.01~1.99
無色:0.00もしくは投票者数が5未満

空き:投票者数
0:50以上
1:35~49
2:21~34
3:10~20
4:5~9
5:0~4


それでどうしてこれが欲しいの?

結論から言うと、本当の意味で強い作品が勝てるような環境になってほしいからです。

今の私がpixivを主戦場にして、ありがたいことに色々な同業者をtwitterで見る機会があるのですが、時々「創作って人脈ゲーじゃん」って話を耳にすることがあって。これが他のプラットフォームで活動している方、または一次創作を専門にしている方も通じて言えることなのかは定かではないのですが、pixivで二次創作を積んでいる身としては「気持ちは分かる」となるのは確かでした。

実際問題、あのプラットフォームで小説を検索かけた時、目に入る情報はタイトルと総文字数、作者名とブックマークの数とキャプションくらい。なんというか、こう……ぱっと見で分からないんですよ、強いのか弱いのか。

「だったら、読んで確認すれば良くね?」って思うかもしれませんが、全員が全員、いつ何時もpixivで検索かける時に時間に余裕があるかと言われれば違うわけで。手っ取り早く強いのを探したい。

そうした時に何を基準にするかと言われればブックマークの数と作者の名前。「この人だったら早々外れ引くことないだろ」という人の作品をピックするのがどうしても安定択となります。

すると、どうしても無名な人のえげつないほどの傑作が埋もれてしまうんですよね。もーーーーーーーーーーーーーーーーーーこれが滅茶苦茶悔しいんですよ。

世の中、広いから化け物みたいな作品書く人間もっといるんだよ。それが埋もれるのが本当に惜しい。そういうのを発掘できる要素と成り得るのが、先から恋しくて堪らないと言っている10段階評価と色付き評価バーです。いや、だって、こんなに分かりやすく“強い”って分かるんだよ?

画像2

因みにこれはハーメルンで一番の推し作品です。私の青春。さっきの10段階評価の時もこの作品のを引用していました。私はまたいつか黒鉄大和先生のお話が読みたい。引用したのでURL貼っておきます。全人類読んでくれ、300万文字あるけど。

(なんか作品のURLが生きてなかったので先生のプロフのURL貼っておきます。ここから飛べ)

話は戻しますが、これ実装されたら創作人生変わる人は間違いなくいると思います。そして、それは良い意味でも悪い意味でも両方の側面から言えることで、今の私が「優秀だけど残酷」と言うくらいには諸刃の剣だったりします。

さっきから都合のいいことばっかり言ってますが、強い作品がはっきり分かるということは裏を返せば弱い作品も一瞬で分かります。そして、弱い作品だと判を押されたら最後、それが再び評価される機会は殆どなくなると言っても過言ではありません。だって、ぱっと見で弱いの分かってるんだし、それをわざわざ手に取るかと言われたら……

故に私はtwitterでこの話題に言及した時にこうツイートしてました。

この時は分かりやすくまとめるたびに半分と言っていますが、実際に実装されて救われるのは半分は優に下回ると思っています。それくらいにこの機能が内包している破壊力はとてつもない。

救われる者には今よりも限りなく明るい未来が、救われなかった者には圧倒的に暗い未来が待つことになる。明らかに実力面で上下を明確に分かつこの機能は個人的には欲しいけど……まぁ、実装されたら賛否両論ありそうだよね。今の緩い雰囲気が好きって人もいるだろうし。

そもそもの話、その文句を垂れている人脈ゲーで勝利してる創作者もそれ相応の実力があってそこにいるのは確かだからね。その機能が実装されたら、その事実が浮き彫りになる未来しか見えないので、本当に心が折れる人は多いと思います。

やっぱ、とやかく言う前に自分の表現力や妄想力を必死に磨く方が建設的ですよ。文句をただ言ってるだけの時間、マジで生産性ないからね。人生有限だから、商業・趣味問わずに時間使うなら有意義に使って、上目指そう。強くなったら人は自然に寄ってくるから。まぁ、別に私も強くないんですけどね!!!!!!!!!!!!!



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