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フロントガーデンの芝生エリア縮小プロジェクト、ひとまず終了

我が家の道路に面するフロントガーデンのプロジェクトがひとまず終了しました。

その主な目的は以下の三つ。
1. 芝がはみ出して伸びてこないように、エッジ部分の根がきちんと切れるデザインにする。
2. 花を植える部分を増やす。
3. 芝生エリアを減らす。

特に3については、定期的に化石燃料を使って芝を刈る重労働の時間とエネルギーが無駄に思えて仕方がなく(実際に芝刈り機で刈るのは夫ですが)、さすがに一度にすべての芝をなくすのは、労力的にも美観的にも自信がなかったので、とりあえず、芝生エリアを縮小させるプロジェクトとしました。青々とした、手入れの行き届いた芝が広々と敷き詰められた庭がステータスであった時代は終わった、と思います。

どうやればいいのか、ずっと検索はしていたのですが、芝生の形を具体的に決めたのは2021年12月のことでした。仲良くしているご夫妻に誘われて、花が咲き乱れるPurewa Cemetery(プレワ・セメタリ―)をウオーキングした時に、キドニー(腎臓)型の曲線を描く花壇のお墓を見て、この形だ!と思ったのでした。

緑あふれるセメタリー(墓地)は、お散歩に最適。私もこんなふうに、花壇で眠れたらいいなあ、と思いました。

目指す形は、日本では吉祥文様の一つ「ひょうたん」にしました。除草剤などは使わず、芝の根をざっくり刈り取ることができるエッジャーを使って、とにかく掘り起こしていくことに。端っこの部分はちょっとずつ掘っていましたが、夏は乾燥して粘土質の土が固いので、本格的な作業は秋になって、雨が多くなる4月に開始しました。

水道ホースでラインを試行錯誤
どんどん芝生を掘り起こして、この日の夕方にひょうたん型を作る作業が終了(夫ががんばってくれた)
作業に大活躍だった、その名もEdger(エッジャー)。
平面部分で踏み込んで、とがった先端を押し込みます

作業で心掛けた主な点は、なるべく捨てない、命を無駄にしない、ということ。堀った土や抜いた雑草、芝生は、ポッティングミックスが入っていたプラスチックの袋に入れて、えっこら、えっこら積み重ねていったら、50リットルの袋が15袋ほどになりました。1年ぐらいしたら、いいコンポストになっていることを期待。ただ、申し訳ないことに、ミミズは何匹もぶっちぎってしまっています。

そして、芝生をはがした部分には上から段ボールや新聞紙を敷いて、また雑草や芝が生えてこないようにしておきました。

続いて5月から8月は、残っている芝の根や雑草をできるだけ取り除き(完璧は無理)、順番に肥料やコンポストをすきこんで、新たに苗を植えていきました。このプロジェクトで一番楽しい部分です。苗は、庭のほかの部分から株分けしたり、種から育てたものばかり(ちょっと自慢)。本当は桜の苗木だけはナーサリーで買う予定でしたが、9月に予定を急きょ2週間繰り上げて日本に帰省したので、時間切れとなったのでした。

日本から戻ってきた11月に、最後に残っていた一角(左奥のオレンジのハイビスカスの前)を仕上げて、構想から1年でようやく完成!

最近注目を集めている「Bee friendly(ハチが好む植物を植える)」な花を選ぶようにしています。

今は、レンガの通路に沿ったピンクのガウラの一群がふわふわときれい。そろそろざっくりと切り戻しをしないといけませんが、ひとまずの達成感と幸福感を味わっています。このプロジェクトで大活躍してくれた夫は、花にはまったく興味がないのですが、責任感があるので、芝生はがしなどの力仕事を(普段の芝刈りに加えて)嫌がらずにやってくれたのでした。途中、今年中に終わらせられるのか、いや、そもそも完成を見ることができるのか、不安がよぎることもありましたが、とにかく終わって、あー楽しかった!


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