見出し画像

ユッカを倒せ!

裏庭のユッカが恐ろしいほどに成長していることに気づいたのは、数カ月前。それまでも何回か、伸びてきては切っていたのですが、今回はかなり厄介。

天高く伸びるユッカ…

最初に夫が気づきました。なぜこんなふうになるまで気づかなかったのかは不明。人は見たいものしか目に入らないものです。とにかく、気づいた時には、高さ4、5メートルに達して、日差しを求めてフェンスを乗り越え、お隣に侵入していました。なんとかしなければ、と、芝刈り業の知り合いや庭の手入れに詳しい夫の友人などに見てもらったのですが、「これは無理!」とのこと。

そこで、Google様のお告げに従い、レビューの評価が高かった、RussさんというLandscapingの業者さんにメールしてみました。すると、翌日には返事をくれて、送った写真から見積もりもすぐに出してくれました。1000ドルとかだったらどうしよう、と思っていたのですが、400ドルほどだったので、善は急げで、すぐにお願いしました。ちなみに、もう一社、地域のコミュニティサイトで評価が良かった会社は、なしのつぶてでした。

当日、予定どおりにRussさんと若者が来てくれました。問題のユッカを見て、「OK、問題なし」と頼もしいお言葉。

ロープをくくりつけて、スタンバイ

ドキドキしながら背後で見守ります。もうちょっと細かく切っていくのかと思ったら、いきなり、隣に乗り出していた部分をフェンスに上ったお兄さんがチェーンソーでばっさり切り落としました。Russさんが渾身の力を込めて、むおっと引っ張って、ドスンというすごい衝撃。無事にフェンスのこちら側に引っ張り込みました。「すごいねー、さすがプロだねー」と興奮ぎみにほめたら、にやり、としていました。

あとは輪切りにして、トラックを止めているガレージ前にせっせと運んでいきます。汗だくで作業されていました。
この処理は、今から思うと素人には到底無理でした
粉砕機に入れて、どんどんチップにしていきます

作業自体は15分ほどで終了。一番時間が掛かった工程は、大きな粉砕機を付けたトラックをここまで入れることだったというぐらい、非常にスムーズなプロの仕事ぶりでした。グリーンゴミの箱に入りきらなくてあちこちにとりあえず置いていたバラやビワの剪定枝も、何も言わないうちに、「入れておくねー」と一緒に粉砕してくれて、なんて親切!

最後に、「ここにガソリンを流し込むといい」と、切り株に格子の切り込みを入れてくれました。

直径70センチほどでした

私はガソリンの代わりに、「ユッカを殺すには」という検索で出てきた塩を大量に入れて、とどめを刺す作戦を試してみたいと思います。「あとは、芽が出てくるたびに、むしること」とのこと。はい、以後、気を付けます。

そう、ユッカはとても生命力のある木なのです。ユッカに罪はありませんが、気候が穏やかなオークランドでは、とにかく、どんどん成長します。2010年にこの家に引っ越してきた時に、前の住民による、なんでこんなものをこんなところに植えたのか、という木が結構あったのですが、このユッカもその一つ。ツンツンした葉の先が落ち着かない気持ちにさせて(この葉先が耳に入って、鼓膜を破った、という話を聞いたことあり)、好きでなかったので、さよならできてすっきりました。ちなみにユッカは英語ではyuccaで、発音は「ヤカ」が近いです。

そうそう、作業日から1週間たっても請求書が来なかったので、メールで問い合わせたら、見積もりどおりの金額ですぐに送ってきました。忘れていたのかな? とにかく、問題が一つ、スムーズに解決して良かったです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?