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日本からのおみやげ

夫が3週間ほどの日本への出張(2年半ぶり!)から帰ってきました。彼には大事なミッションがありました。そう、日本の素晴らしい商品の数々を無事に持って帰ってくること。

私は普段は、こちらで手に入るもので満足しています。オークランドでは大手メーカーの食品はたいてい手に入るし、ダイソーもあります。日本に帰省できなかったこの2年で、H&MやKマートでTシャツや靴下、下着などの消耗品を購入してみて、思ったより悪くないなあと思いました。

ただ、茶道関係の日本語の書籍やこだわりの食べ物、工夫が凝らされた高品質の便利商品など、こちらでは手に入らないものがたくさんあります。今回、夫がえっちら運んできてくれたのは、私がAmazonで注文して、ホテルに送っておいた商品に加えて、全国各地で頂いたおみやげ、さらに夫がスーパーや百貨店で買ってきた食べ物がどっさり。

私が特にうれしかったのは、さんざん画面の前で悩んで注文したゴミ箱。キッチンのシンク下に置くコンパクトなゴミ箱がどうしてもNZでは見つからなくて、いろいろ検討してこちらを選択。

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パカッと開けるたびに、喜びと満足感と勝利感を味わっています。

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2018年に念願のリノベーションをした時に、デザインは全部自分でしました。今思うと、夢のような楽しい時間でした。新しいキッチンのアイランドのシンク下に扉を付けない私のデザインは、日本ではそんなに目新しくないと思うのですが、なんでも隠して、すっきりさせるのが主流のNZにおいて、かなり異色(調理で立つ人以外は見えないアングルにしたけれど)。でも、ゴミを捨てるのにいちいち扉を開けるのもいやだし、キャビネットの中にゴミ箱があるのもいやだし、ゴミ箱を見える所に置くのもいやだったのです。「あなたがこれでいいならいいわ。あなたのキッチンだもの」と、キッチン会社の担当者に念押しされました。さらに、水道工事の人には、「そうか、扉を付けないのも有りですね」と非常に感心されました。そして、今でも「これで良かった」と満足しています。

ただ、異例なデザインなだけに、このスペースに合うゴミ箱がNZでは見つけられなくて、ぱっかーんとフタを開けるたびに横の壁や後ろの排水管に当たっていて(特に私以外の家人は何度言っても、当たることを気にせず、ぐいっと踏み込むので)、そのたびに、傷つかないかがストレスでした。このゴミ箱のフタが真ん中で分かれてコンパクトに開く、という素晴らしい工夫のお陰で、一つ、私のささやかな、でも慢性的なストレスが解消されました。

あと、洗面所やランドリー、キッチンに、それぞれの場所に合わせて、マグネット型、吸盤型、さらには強力吸盤型など、幅広い種類からいろいろ悩んで合計4つのタオル掛けを購入。さっそく全部取り付け終わって、ちょっとした達成感を味わいました。

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夫が帰ってきた日の夜は、日本から買ってきてもらった旭ポンズと柚子胡椒のゴールデンコンビでお鍋を囲みました。こちらでは、白菜、大根、もやしなどのアジア野菜、薄切り肉(Shabushabuと書いてある)、豆腐などは、アジア系のスーパーで購入できます。大手メーカーのポン酢は日系スーパーで扱っていますが、旭ポンズは見かけたことはありません。まだ日本にいたころ、数十年前に初めて食べた時の衝撃を覚えているほどおいしい、だしの効いた、柑橘の風味豊かな大阪のポン酢です。

あと、私が今回、改めて感心したのは、日本の包装の美しさ。これは、一つの確立された、独自の文化だと言えましょう。

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なんて美しいのだろう、と思わず撮影した、和菓子屋さんの包装紙。

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円筒型の抹茶ふるいのこの芸術的で、幾何学的な包装にも感心。

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昨日、さっそく頂いた食べ物の中で、いきなり衝撃的においしいものに出会ってしまいました。神戸方面でオーガニック商品を展開しているヤマダストアーのカシューナッツ。カリッとして、軽やかで、ほんのり醤油味で、やめられない、止まらない。今度、私が帰省する時は、ぜひ箱買いしたいと思います。

ということで、当面、日本各地のおいしいものを味わえる日々が続きます。楽しみ、楽しみ。

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