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『家が好きな人』の読書感想文

井田千秋さんの『家が好きな人』

表紙が見切れたので再度…♪
パステル調の色合いも好き💕


ナチュラルな感じのイラストに惹かれて買ったのですが、随分前に買った塗り絵の『わたしの塗り絵BOOK 憧れのお店屋さん』と同じ著者でした。
(塗るのがもったいなくて眺めるばかりですが…。)

私も基本的には、家が好き!

あまりいい意味では使われることがない「かごの中の鳥」で十分なのです。
別にどこかに行かなくても、誰かと話さなくても、ひとりで楽しむ術は幾つもあるので寂しくはない。

このへんは、人それぞれだと思うけれど…。

まぁ、ひとりでいられないなら、一人暮らしなんて選択はしませんよね。

因みに私には一人暮らしの経験はありません。

親から離れて家を出るための選択肢は、結婚のみしか許されてなかったから、実家を出たのは結婚する時で、そのまま現在に至っています。

そんな私から見たら、5人の登場人物の暮らしは自立できていて、どれも素敵♪

彼女たちの暮らしは、言わば自分で勝ち取った「お城」なんですものね。

何をするにも決めるのは自分なんだし、好きな時に寝起きし、好きなものを食べて、好きなことをしているフリーダムな暮らしがある。(それぞれ大変な事情なんかは、ここでは置いとくことにして。)

そこにはリアルな「好きなモノに囲まれた暮らし」が存在している。

でも家族と暮らす私だって、やろうと思えばそんな暮らしを手に入れることは可能なはずなのに、全然できてなくて、モノが大渋滞している、わちゃわちゃした中で暮らしている。💦

それは真剣に理想の暮らしと向き合っていないからなんだろうなぁ…なんて、ボンヤリと考えていた。

これからは断捨離というより終活に近いニュアンスの大掃除が必要なんですよね〜。

でも、そんなテンションがダダ下がりの現実ばかり考えていても理想の暮らしは向こうからはやって来ないので、ボチボチできるところから片づけを始めています。

終わりが見えなくて途方に暮れたら、またこの本のページを開こう!
彼女たちの暮らしに少しでも近づけるためのヤル気をもらうために…。

オールカラーというのも眺めていて楽しいし、部屋の間取り図まであって想像力も刺激してくれます。

でも、そうやって本を眺めていると、時が経つのを忘れてしまって、理想の暮らしに近づける作業は、いっこうに進まなくなっちゃう。
人って(というより私は)楽な方に流されてしまいますよねー。

家が好きな人には絶対にオススメの一冊です。






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