手違いで21歳年下とデートしたお話〜2
歳上のお姉さんとマッチングしたいがために、年齢詐称した21歳歳下のユウキ君(仮名)とのお話の続きよ!
待ち合わせは、ほどよくお互いの生活圏から離れた場所になったわ。その日は生憎の雨で、とても寒い日だったの。予定より早めに着いてユウキ君の指定した場所で待っていると、細身のスマートな男の子が近づいて来たわ。
「麗花さんですよね?ユウキですっ!」
私はユウキ君を一瞬みて、アリと判断してしまったわ(爆)下世話でゴメンなさい。条件反射にアリかナシか判別する癖がついてしまったみたい(苦笑)なぜか、交換した写真と全くイメージが違っていたのよ!少年ではなく、端正な顔をした好青年だったの。とりあえず、近くのカフェに入り、横並びのカウンターで話すことにしたわ。ユウキ君は「麗花さん、今日は会ってくれてありがとうございます。めっちゃ嬉しいです!お綺麗でとてもその年齢とは思えません。」と素直な感じで言ってくれたわ。(お世辞だと思うけどありがとう。)
ユウキ君は、ずっと野球をやってきた子で、野球の推薦で大学まで行き、社会人野球でも活躍してたそうなの。自分が一番になれないと悟った時、見切りをつけて普通に働くことにしたそうよ。今は営業でトップだということ。(素晴らしい!)大学の専攻は政治学だったとの事で、私も世界情勢などに興味があったからかなり調べてた時期があったの。少し語ってしまったら、ユウキ君は大喜びしてたわ。何故なら、彼の周りや友達にそのような話ができる人はいないからとのこと。
「頑張って働いて勉強していずれ起業します!」とキラキラした目でまっすぐに語ってくれたわ。可愛いわね。色々なことをお互い話すうちに、何故か、私はユウキ君に尊敬されてしまったようなの。
ユウキ君は「俺、今日は麗花さんと遊べる〜♫と思ってましたが、今は麗花さんの事を雑に扱えなくなってます!」と言われたの。
「え??どういう意味かしら??」
「例えば、風俗嬢だと別に嫌われてもいいからセックスで何でも試せるし、気楽だけど、俺はもう麗花さんに嫌われたくないから…例えば奥さん(未婚)とか彼女みたいに丁寧に扱わないと!と思うと純粋に楽しめなくなりそうです!」
あまりにもストレートで素直すぎる発言に対して絶句してしまったわ。あれほど事前に「お茶だけだからね!」と何度も念を押したのを聞いて無かったのね(苦笑)でもね、、、
素直に、何でも言っちゃう所が可愛いいなぁと思ってしまったわ。
「彼女はいないの?」と聞くとユウキ君は「最近別れました!」と。私は「何で?」と好奇心から聞いてしまったわ。「だって、会うと仕事の愚痴ばっかりで、話題も鬼滅の刃(大ヒットの漫画です)の話しかしないんですよ〜!」との事。私はすかさず「彼女とはどれぐらい続いたの?どこで出会ったの?」と聞くと、ユウキ君は「会社が有名企業ということもあり、定期的に合コンがあるんですよ。それで告白されて付き合っただけです。彼女とは3ヶ月で別れました。」
「え??3ヶ月だけ??今までの彼女とはいつもどれぐらい続いてるの?」
とさらに畳み掛ける私。「いつも3ヶ月ですよ。あとは、Instagramでファンの子からDMが来るので、その中から適当に遊んでまーす!」
軽いっ!!!どこまでも軽いっ!!!
彼は自分から一度も告白した事が無いそうよ!あらま!そんなにモテててるの??正直、野球に一ミリも興味が無いからわからないけど、ユウキ君は相当、野球の世界では有名だったと推測したわ。ふとユウキ君の横顔をマジマジとみてみると、野球をやってたにもかかわらずシミソバカスが一切なく、色白の美肌で艶々だったのよ!
おそらく、この時の私は....
オジさんが若い女の子を見るような目で、見ていたに違いないわ(汗)
美容オタクの私は、ユウキ君の艶々のお肌を見ながら「若いって奇跡だわ〜。羨ましい。」と心の中で密かに叫んでいたわ。「ところで、アプリでマッチして会った子はいたの?」と聞くと....「昨日会いましたよー!それが聞いてくださいよ!待ち合わせの駅で待ってたら、ものすごく太った女性が来たんです。寸胴ですよ本当に寸胴!なので、帰りまーす。と言って即座に帰りました。」と無邪気に言うではないのっ。「事前に写真交換して確かめなかったの?」と聞くと「写真は顔だけだったので体型まではチェックしませんでした。」とのこと。
若いって残酷ね!!!
こんな様子で3時間くらいお話しして、私のタイムリミットになり帰ることとなったの。「麗花さん、また会ってくれますか?俺、どうですか?」と聞かれたから「うーん。まぁ、大丈夫よ!」と答えてしまってたわ。
「ヤッター!今度、転職するので、リモートになるかどうか分からないんです。決まったら連絡しますね!」ものすごく嬉しそうに話すユウキ君。彼と駅まで歩くことに。ユウキ君は「一緒に歩いてて、バレませんかね?」と心配してくれたわ(笑)おそらく、周りの人から見て、絶対にカップルには見えないでしょうね!と思い笑ってしまったわ。年の離れた弟と姉が歩いてる。もしくは、親戚のオバちゃんと甥っ子が歩いてる。としか思われないだろうなぁと思ったから。
ちなみに、私は所謂「男を見る目」は無いかもしれないわ。(一連の記事を読めばわかるわよねw)でもね、その男性が出世または成功するかは大体分かるのよ。むしろ、そういう男性が好きだしタイプだから嗅覚が効くの。ユウキ君は、将来間違いなく成功するタイプだったわ。果たしてどうなるか?見守りたいという親心が芽生えてしまったわ(笑)
<追記1>
ユウキ君は、無事に転職して、会社に毎日出社する事になったわ。「リモートワークになったら連絡します!」と連絡がきたから、私は「ユウキ君は絶対成功するタイプだから、頑張ってね。」とエールを送ってあげたわ。
<追記2>
ユウキ君の存在を忘れかけた3週間後くらいに、ユウキ君から「リモートになりました!」と、具体的な会う日が可能な日程の連絡がきたのだけど、私自身に色々あり(後日書くかも)ユウキ君と大人の関係に発展するのは無理だなぁと感じて複雑な心境に。ユウキ君ゴメンなさいね。
<追記3>
さらに2週間後、きちんと断るのを忘れていたら....ユウキ君から連絡があったわ。
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ユウキ君:「会いたいな〜。」
私:「ユウキ君、ごめんね。好きな人が出来たから、やっぱり致すことは出来ないわ。友達として会うのなら大丈夫なんだけど。」
ユウキ君:「そうですかー!めちゃくちゃタイプだったのに残念です!ほんとどタイプすぎて会ってから、何回も想像しちゃったのに....(涙)」
私:「ごめんね〜。ユウキ君なら可愛い子が沢山見つかるわよ!春だし、出会いの季節だし。」
ユウキ君:「麗花さんが良かった〜!別れるまで待ってます。ずっと溜めときます。」
私:「溜めとくって.....笑」
ユウキ君:「その時が来たら何回もできるように溜める!」
私:「ありがとう。」
ユウキ君「素敵すぎる。その余裕。沼りそうです。エロすぎます。」
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等と、しばしダル絡みされ、いつの間にかサクッとトークから姿を消し去っっていったわ。若者よ!潔し!彼が血を吐くほどの苦しい恋愛をしたら、もう一回会ってみたいな。とも思ったり。。。
続く。
追伸
Xやってます。黒鳥麗花@blackswan_reika
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