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期待せずに会った男性は中毒性たっぷりだった。

アラフォーにして清水の舞台から飛び降りる覚悟でマッチングアプリデビューしたのだけど、マッチングアプリは、私にとってまるで新しい世界を見せてくれる「おもちゃ箱」のようなものになってきたの。こんな楽しい「おもちゃ」は手放せない!ヤメられない!このように、当時の私はかなりマッチングアプリにどっぷりハマってたわ。何せ時間はたっぷりある優雅な主婦だから、暇つぶしがてら様々な男性のプロフィールや職業を見てたわ。すると、かなり滑稽に思えてきたの。だって、本当に男性は老いも若きも全員が女性とセックスしたいんだなぁって思えてきたから(笑)そんな思いを抱えつつも、未来の彼氏を探すために全集中して、女の直感を最大限に働かせてマッチングしてたわ。

最初のメッセージから数回のやり取りで、この男性はセンスがないわぁと感じたり、違和感を感じたらすぐに断ち切ったわ。そして、次なる男性をチェックする日々。アプリを離れて個別にメッセージのやり取りを重ねながら会話が続くと、自然に会う日程をお互いに決めいく流れが出来上がってきたわね。

つまり、マッチングアプリで定期的にOKし続ければ「供給」は常にされ続けるというワケ。

男は溢れるほどいることだしコチラは余裕で機械的に選別していくだけ。かなり無機質でロマンスのカケラもない作業だけど仕方ないわよね。マッチングアプリにおいては、女性側に選ぶ権利があり圧倒的な強者なんだから。そんなマッチングアプリについて悟り(?)を開きつつあった時に、プロフィールでは顔出ししてないけど好印象な男性とマッチングしたの。国立大院卒、45歳、IT企業勤務のヒロトさん(仮名)。お互いに好印象だったみたいで、すぐに個別にメッセージのやり取りが始まったわ。ヒロトさんから顔写真を見たいと言われお互いに写真交換してみたわ。ヒロトさんの写真をみた時の私の第一印象は、正直、パッとしない感じ「こんなものなのねぇ」みたいな。失礼だけど悪くもなく良くもない普通な印象だったわ。一方、ヒロトさんは「可愛いらしい方ですね!」と私の写真についてとても喜んでくれてたわ。

でもね、会う日程が近づいているのに、どこで会うとか連絡が全く来ないの!!最低限のマナーが無い人は無理だから、とりあえず当日まで待って連絡がなかったらブロックしようと決めてたわ。とうとう会う予定の当日になったの。それなのに、ヒロトさんからのんびりしたメッセージが来たから、あら!コレは完全に忘れてるわね!と思いつつ「今日会う予定でしたよね?」と切り出したら、猛烈に慌ててリスケジュールしてきたの(笑)そして予定通り会うことになったわ。

一応、気を使って「会う日は後日でも大丈夫ですよ。」と言ったのだけど、結果的に、約束してた日時にしっかり会うことになったわ。私の中では、これで約束通り会わなかったら、自然にサヨナラする予定だったからヒロトさんは恐らく察してたのかもしれないわね。

いつも初対面はドキドキするものね。

ヒロトさんに最初に会った時の印象は、意外とガッチリしてて背が高い。ということ。実は私、高身長フェチなの。高身長な男性に性的魅力を感じやすいタイプみたい。とりあえず、カフェに入り、席についてお互いにマスクを取って向き合ったわ。このマスクを取る時がどうしてこうも恥ずかしいのかしらね。(当時はコロナ渦中だったの)約束の日時をすっかり忘れてた人だから、最初からマイナス点だったけど、会って話してみると、不思議と安心感を感じたから自然といいかも!と思ってしまったわ。ヒロトさんといてまるで似た感覚を感じた事があるの。それは、夫と最初に会った時に感じた感覚だったの。まるで、お風呂に浸かってるような居心地の良さと、ずっと一緒に居たいという不思議な感覚。初対面なのにね。全く期待せずして会ったけど、まさかこんなに好印象だなんてね。会ってみないとわからないものね。

なによコレ!中毒性たっぷりじゃないの!

会話中ヒロトさんに「他に誰かと会う予定があるの?」と聞かれたから「翌週に他の男性と会う予定です。」と素直に伝えたら、とっても大変なことになってしまったの。ヒロトさんの「スイッチ」が入ったみたいで、次に会う予定をその場で決められたわ。さらに、別れた後、メッセージでしばらく延々と次に会う予定の男性について根掘り葉掘り聞かれたり、いつ会うの?としつこく聞かれてビックリしてしまったわ。

私の素直さが仇となってヒロトさんの嫉妬心に火をつけてしまったみたい。

余計な情報は伝えない事ね。後々面倒なことになるから。新たな学びだったわ。でも、意中の彼を落としたいならワザと伝えるのもアリかもしれないわね。そんな嫉妬深いヒロトさんと逢瀬を重ねる日が来るのはもう少し後になるのだけど。。。

次回へ続く。

追伸
Xやってます。黒鳥麗花@blackswan_reika

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