夢と運と臆病者
タイトル的には深そうな話、そんな深くもねーですけどね。
私、自他ともに認める臆病者です。やりたい事に突っ込める所は臆病では無いと思いますが、基本的には臆病で、変わるのが怖すぎる。何かが変わるのは良い事だとは分かっていても、自分が変わるのが余りにも恐ろしい。
『やりたい事に突っ込めるって言うが、やり始めてる時点で変わってるじゃないか』と、文句が飛んでくるかもしれない。
私において0から1へ変わる事はさして怖くない。けど、1から別の1へ変わるのが怖い。いわゆる努力の否定だから。
努努ここまで努力してきてレーンを切替える、最短ルートだったとしても、いままでの道からしたら最遅ルートだ。
そんなプライドだけの高い臆病者の話。
はるか昔。コミケで薄い本を売るってのが夢でした。
そしてそんな健気な夢が叶いそうなのが今です。しょーもない夢でしょ。でも今はそんな夢に生かされてる。そしてその夢が叶いそうなのが将又怖い。また変化してしまう。1から1へ変わるのは怖いが、1が0になるのもまた怖い。夢を失ったら私は何を目標に、何をすればいい。
そしてそこで運の話。運がいいのか悪いのか。コミケに誘われて。ここは私の持論だが、『運の良さ=悪運の良さ』である。悪運も幸運も、全ては運だ。一括りなのだ。たまたま幸運が降ってくるならいいが、その運は起きた後にしか分からない。結局幸運なのか悪運なのか、今の私には分からない。
だからこそ怖い。この有難い“運”は幸運なのか夢なのか、悪運なのか悪夢なのか。
夢が叶うと言っても『悪夢が叶う』かもしれない。
悪夢と幸運。分からない事ばかりだよ。あーあチクショー。
結局なんだ。怖いって事。完璧に仕上がってくれるならいいが、納期に間に合いそうになく突っ走った結果駄作が完成して、そのまま駄作のまま出すしかねぇ。そんな妄想ばかり。あーあ、怖ェ、怖すぎて怖すぎて。
夢と運は結局幸せと悪の駆け引きだ。生憎私の人生は最近辛酸を舐めてばかりで『悪』が多い。
夢が叶うってのは幸せだよ。
その夢が悪夢にならない内は。
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