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短歌 夏の月

 鎮まれる夜の風涼し頬なでて
      月や誰かの恋を聴くらん

 
 夜も更けて さて戸締まりを… と、窓から明るい月の光が。 思わず外へ出てみると、思いの外 涼しいではありませんか…
 良い月です。
 七月の満月を バックムーンと名付けて外つ国の古人も見上げた月は 今見上げる自分へと繋がっている と思うと 得も言われぬ安堵が生まれます。 
…………まぁ、多少のことは いいではないか  悩みなど 宇宙の塵の上の塵  見えもせん………

と 月の声聴く夜 です

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