民ドラ遅報001 2024年1月期ゲートイン〜出走「ドラマの常識は世間の非常識!?」
民放ドラマを視聴するって
なんだか競馬観戦に似ていませんか?
え?!全然違うって?
まぁまぁ
似てるかもしれないってテイでお願いしますよ。
ドラマがいよいよ始まるってとき
ラインナップをチェックし、ざっくり取捨選択をしますよね。
出演俳優を
朝のニュース、情報番組から
夜の(キョンキョン曰くくだらない)バラエティ番組まで安いギャラでこき使ったあげくの
視聴者にとってはたいして“素敵なお知らせ”でもない駆け足番宣などを横目に
最近じゃTVerで予告動画、出演者座談会などがあるので
各クール間の少ない時間のなかで
可能な限り作品チェック!
これはまるで競馬新聞片手に赤ペンでレース予想を練る状態。
ただ、競馬と異なることは多々ある。
(当たり前の事だけど)
オッズ(配当)を決めるのは視聴者であるアナタ自身であること。
そして、
出走馬ならぬ視聴作品を決めるのもアナタ。
経験則と直感を信じて本命穴馬を決め、betする。
ここ最近のレース傾向は
“大荒れ必至”
特にドラマの肝となる脚本
一時代を築いた大御所脚本家の皆様が惨憺たる結果に
だいぶ苦戦を強いられております。
そして、
最早栄光は過去のものとなってしまった
「月9」枠
“ここはいつからシナリオ学生のチャレンジ枠になってしまったんだ”
という辛辣な意見も散見される本枠は
今や大穴銘柄に大幅格下げされてしまっている。
それも前回、前々回と余りに“非常識”な展開に
(一部粘り強い駄作マニアを除き)大半の視聴者離れを起こしたからなのは想像に難くない。
ドラマにも常識がある。
現実よりもだいぶ緩い常識ではあるが。
良作はそれをわきまえつつ、
見事にその常識を打ち破っていくものなのだ。
これはドラマに限ったことではない。
大衆に向けて発信する以上は
総てフィクションにおける表現、手法には
モラル上、法律論上の制限があって
あまりに突拍子もないもの、非常識なものは
即刻排除されてしかるべきものなのだ。
さて今作について
懲りたはずなのに
丁半博打で丁がつづいたから次こそ半だっ!
ってな勢いでbetしてしまった人も多いでしょう。
(素人が博打に手を出してヤラレルパターンなのだが)
かく言う私もその一人。
まぁ、どうせ賭に負けてもお金はとられない。
1時間弱の時間を無駄にするだけだ。
さて結果は…
ストーリーは
最近流行り(?!)のファンタジックラブストーリーという分類なのだろうか
折角長崎の綺麗な街並みを舞台にしているのに
その効果の程は一話ではまるで発揮されていない
主人公達がとにかく暗いのだ。
そして重い。
陰キャの私でもまるで共感できないほどの陰キャ具合。気が滅入る。
極めつけは、ついに出てしまった“非常識”シーン
人混みで爆竹を鳴らすという暴挙。
現実なら一発アウト。
迷惑YouTuberどころの騒ぎではない。
パニックになった群衆のなかで死傷者が出る可能性を考えなかったのか、考えたが無視したのか。
(あろうことか主人公は花火師見習いという設定で)
合言葉的機能として使いたかったのだろうけど
あまりに非常識である。
こういった細かい部分を無視できる(あるいは気づかない)なら
面白く観れるかもしれない。
全体的に酷評が多いなか
今期一という視聴者も少なからずいるようだ
私は早々に脱落(競馬なら出走直後に落馬)です。
よく、
“ドラマなんだからムキになるな”
“漫画なんだからマジレスするな”
なんて意見があるが
敢えて言おう
そんな論調はくそ食らえである!
と。
なんでもかんでも現実世界に照らし合わせて
コンプライアンス違反を指摘するのはナンセンスだとしても
マジにレスする気概のない奴は
作品を語る資格はない!
本気で、命懸けで作品に取り組む人々に対しての
これが私のリスペクトの形なのだ。
批判は甘んじて受け入れる覚悟である
さて、
絶不調の月9枠は残念ながら想定内の結果に終わったが、
実は今期ドラマは粒ぞろい。
なかなかの良作に恵まれているのではないでしょうか
何といっても大本命が控えておりますものね。
レースの行方はいかに!?
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