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『ポーランド ヤノフ村の絵織物 二重織りの技法と伝統文化が生まれた小さな村を訪ねて』秋元尚子・藤田泉(2017・誠文堂新光社)
ポーランド東北部に位置する小さな村・ヤノフ村に伝わる伝統的な絵織物。
美しい自然の中で暮らしながら、身近な風景、動植物、暮らしなどから生まれた絵柄は素朴で愛らしく、誰しもが懐かしいと感じます。
4枚綜絖の織り機を使い、表裏二面の糸を交替、浮沈させて織る「二重織り」という技法で織られているのですが、その複雑さから技術を習得するのは難しいとされてきました。
ですが、本書では、全てに詳細な織り図を掲載し、手順写真とわかりやすい解説で初心者の方にも安心して始められるようになっています。
ヤノフ村って、なんとかっていうロシアの飛び地(不凍港があるトコ)の右下に位置する内陸の村らしい。
それゆえにかモチーフには海っぽいものがない。
鳥・動物・植物・人間、幾何学模様。どれをとってもすごく可愛いらしく、アースカラー中心の素朴な色合いもいいな!と思う。
織物も素敵なのだが、背景に写り込む村の風景に目を瞠る。
なんっってステキなトコロなんだっ!日本と全然違う!・・・な印象(^^ゞ
お庭に白樺の木がふつーに生えてんのね。ここらだと自宅裏山・道端ギリギリにまで群生した竹が迫ってきてますがっ!
外国の方にはアレがどう映るのか。野良竹林もファンタスティック!の範疇なのか。
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