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Audible『世界を変えた10冊の本』池上彰(2014・文春文庫)

先生の選ぶ10冊とは!? 

第1章 アンネの日記
第2章 聖書
第3章 コーラン
第4章 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
第5章 資本論
第6章 イスラーム原理主義の「道しるべ」
第7章 沈黙の春
第8章 種の起源
第9章 雇用、利子および貨幣の一般理論
第10章 資本主義と自由

こちらにもマルクスの『資本論』が登場。
ところで社会主義革命って段階があるのだとか??

二段階革命論(にだんかいかくめいろん)とは、革命を二段階で行う事。特にマルクス・レーニン主義の社会主義や共産主義勢力における主要テーマの1つ。
発達した資本主義ではない国で社会主義を目指すための長期方針として通常は、まずは絶対君主制や封建制度などを廃止するブルジョア民主主義革命を発生させ、資本主義が発展した後に社会主義革命(プロレタリア革命)を行うとした概念。対比する概念は一段階革命論ないし永続革命論。

Wikipedia

んじゃどーして資本主義が未熟な国で社会主義革命が起きちゃったのでしょう。マルクスの予想が外れたのはナゼ?

ーーーなんてそんなこと私にはサッパリわかりませんが、しかし日本にはこの方がいた!

マルクス、レーニンの理論は経済の実態を把握せず、理論的にすべりすぎていることがわかったのだ。
資本主義の経済変動には時代を超えた原理的な一つの一定の大きなリズムがある。私が飲み込まれた金融パニックもこの経済変動の一つの波にすぎないという結論に至った。その結果、資本主義は崩壊せずという確信を得、同時にマルクス、レーニンの説く共産主義には絶対にいかないということを掴んだ。経済の実態は学問で説かれるような決まりきった変動はない。ひとつとして同じ形の経済変動はないというのが経済の実態だ、という一つの法則を私は発見したのである。

おおおお。

先生の活躍してらした時代から令和の現在に至るまで、日本では社会主義革命一度もおこってなし。
今のとこ是川先生のヨミが当たっている状態なのかっ。

常々思うけど、どんなに賢くて立派で素晴らしい概念をバーン掲げておったとしても、お国の平和って常にそれらを扱う人間にかかっている。世界の独裁国家にいつかおだやかな春が訪れますよーに。



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