見出し画像

マーケティングについて。その1

ちろっと自己紹介にも書いていますが、社会に出てからモノを売ったり買ったりするお仕事をずっとしてます。
そんなわけで自分の職はマーケターと思っているのですが、マーケターとして尊敬している人が何人かいまして、その中の1人が山口義宏さんです。

先日山口さんがこんなツイートをなさっていました。

この後にもたくさんツイートされていて、それが私には刺さりまくりましてめっちゃ連投してしまいました。

これが一部の方から興味深いと言われたので調子に乗って書いてみます。

まず、マーケティングの手法だったり、理論だったりはいろいろありますが、私はどちらかというと「ゴールを明確にしてからプロセスを組み立てる」タイプですので、正直理論には明るくないです。先に謝っときます。すんません。

さてさて、マーケティングというと範囲がものすごく広くなるので、今回は前職のマーチャンダイザー時代にフォーカスしてみます。

マーチャンダイザー時代には親の次に尊敬してるボスから沢山のことを教わりましたが、いつも頭の片隅に置いていたのが「われわれはお客様の購買代理人です」という教え。

購買代理人とは?

私は購買代理人という役割を以下のように理解し、実践していました。

1、お客様(エンドユーザー・ショッパー)に最適な価格で最高の価値をお届けする。

2、お客様に代わって、しっかりとした目利きでもって質・量ともに十分な仕入を行う。

3、お客様のご意見を蓄え理解し、担当商材に対する自身の深い知識と掛け合わせてメーカー・販社にフィードバックする。

4、担当商材の市場において、メーカー・販社と協働して新たな価値創造を実現する。

5、メーカー・販社、自社共にしっかりと利益をもたらす。

むりくりまとめると「取引先様の商品があってはじめて商売ができるので、自社は勿論、取引先様にもしっかりと利益を出していただく形にする。そして、その利益を全て負担してくれるのはお客様なので、それに見合った価値を提供するために全力で知恵を絞る」といったところでしょうか。

うむ。まとまってない感がエグい…

ところがどっこい、昔の人は凄いもんで、これを「三方よし」って一言で表現しちゃうんですよね。近江商人おそるべし。

市場を分析して、お客様の声集めて、最適な値付けを考え、どのくらいの量を仕入れれば良いか考え、売場のどこに商品を置くか悩み、それぞれの商品の良さを伝えるにはどうするか、お客様が比較検討しやすくするためにはどのような情報を提供すればよいのか…日々試行錯誤しておりました。

購買代理人は結構泥臭いし難しいけれど、やりがいはあります。

狙い通りに商品が売れたときは自分自身嬉しいだけでなく、それこそ三方から感謝されますからね。

今はちょっと違った角度のお仕事をしていますが、またいろんなことを吸収して、いつか事業会社のマーケティングに携わってみたいとは思っています。うーん、今の仕事と二足の草鞋的にできたら最高ですねぇ。

お客様に安い!と思ってもらいつつ、実は可能な限り高い値段で売る。

これこそがマーケターの腕の見せ所。

#マーケティング #マーケター #ビジネス #マーチャンダイザー




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?