見出し画像

エレガントゴシックな作家がゴスに目覚めたきっかけ①

ごきげんよう

どなたにでも”何かに目覚めたきっかけ”があるかと思います。
わたくしも何度か経験しておりますが中でも衝撃的だったのは

アニメ・ローゼンメイデンに出逢ったこと

新しい世界に目覚めたあの感覚は今でも覚えております


新しい扉を開いてしまった

ローゼンメイデンとは

コンセプトは「アンティークドールの戦い」。
少女漫画のような作風や美しいドールの衣装から、女性からの人気も高い。画風に関しても、虹彩の細かな書き込みや背景に花を描いたりなど、従来の少女漫画に近い。メディアなどでローゼンメイデンの衣装と作風はゴシックロリータだと形容されることがある[注 2]

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

原作は漫画で『しゅごキャラ!』なども手掛けられている二人組女性漫画家PEACH-PIT
漫画版は途中出版社が変更されたり休刊したりと色々とややこしいのですが
3部作に分けられその後、新シリーズローゼンメイデン0 -ゼロ-で完結しております

初期アニメ版はオリジナル要素を含んだ
ローゼンメイデン(第1期)
ローゼンメイデン トロイメント(第2期)
ローゼンメイデン オーベルテューレ(特別編)

その後何年かの時を経て原作準拠の
新アニメ版ローゼンメイデン
が放送されました

ゲームやドールなどのメディアミックスもたくさん展開されており
わたくし新アニメ版はリアタイ視聴できましたが、初期版はDVDを借りて後から知った口でした
当時のリアタイオタクやゴスロリ界隈はさぞ盛り上がっていたのでしょうねえ・・・(羨ましい)

で、わたくしが初めに出逢ったのはアニメ版…
というよりDAMカラオケで流れていたアニメ映像でした

どういうこと?
というわけで出会いの経緯をもっと詳しくお話ししましょう


カラオケでの出逢い

わたくし10代の頃からカラオケが好きで
特に高校生以降は毎週、いや毎日と言っても過言ではないくらい歌っておりました
最初は普通に流行りの曲を歌っておりましたが
段々と音楽性もアニソン・メタルへと変わってゆきます(そのお話もまた次回)

カラオケは一緒に行く人によって選曲が変わるかと思います
その中でその出来事は起こったのです
わたくしがJanne Da Arcにハマっていた高校生の時のこと
V系・ゴスロリ好きな友達がおりその子と一緒にカラオケへゆきました

初めはJannne Da Arcやガゼット・ナイトメアなどV系を歌っていた彼女ですがいきなり歌い出した曲が


ALI PROJECT / 聖少女領域


いやああぁぁあぁあこれには衝撃を受けましたね!
まずアニメ映像
なにやらヨーロッパのような世界観で可愛いフリフリの服を着たドールたちがバトルを繰り広げている切なくも美麗な映像

そしてALI PROJECTの音域の幅が激しく難しい旋律と耳に残るメロディ
イントロのワクワク感と四つ打ちのリズムとキメ、ノリやすいテンポ

映像と曲

この2つの世界観が見事にマッチしており一瞬で魅了されました
※ちょっと今映像を流しただけで涙が溢れてきました
それくらい魅了されて思い入れのある作品なのです‪( ;ᯅ; )‬



翌日にはDVDを借りてアニメ視聴しましたよね

それでは飽き足らずブックオフで漫画も買いましたよね



父と兄が漫画好きで家に当たり前にある環境でしたので
幼少期から漫画・アニメを観て育ちました

ですがこのようなヨーロピアンな世界観は初めて目にするものでしたので
その後同じような世界観の作品を手当たり次第に視聴・読破してゆくのです

まだネットでアニメ配信などなかった頃で、しかも四国という陸の孤島には本州で普通に放映されているアニメなんてほとんど流れておりませんでした。
ネカフェもまだあまり普及していなかった為
TSUTAYAとブックオフに入り浸ったのは言うまでもありません。

と同時にALI PROJECTにもハマり
CDを借りて聴きまくり歌いまくり
ALI PROJECTが主題歌を担当している作品もほぼ観ました

もう全て最高でローゼンメイデンと同様に曲と作品の世界観が見事マッチしており、そんな素晴らしい作品をたくさん吸収したからこそわたくしも自然と世界観を重視するようになったのだと思います。


ゴスロリとコスプレ

気付きと新ジャンル

そしていろんな作品を通して気づいたことがあったのです

「なんか黒い服着てるキャラに惹かれる」


ローゼンメイデンで言えば第1ドール・水銀燈

似たような世界観
PandoraHearts ギルバート=ナイトレイ
うみねこのなく頃に ベアトリーチェ 他にも黒系統なキャラがたくさん

あの頃近辺の作品
NANA-ナナ- 大崎ナナ・詩音(ヤスの元カノ)
xxxHOLiC
 壱原侑子(服の描写が多様ですので黒服と言うより雰囲気)



これらのキャラに共通するのが
ヨーロピアンな黒い服を着ている
・影がある、妖しい雰囲気


「こういうのだったら着てみたいかも」
と思ったのです。
わたくしはその頃暗黒期だったので黒に惹かれたのですね
また、影のある雰囲気に自分を重ねていたり
妖艶な雰囲気を持つキャラに憧れを抱いたのでしょう

ですがファッション的にわたくしはギャル全盛期
上記に近く、現実的に日常服として着れ販売も行っているジャンルはゴスロリだということは分かったのですが、服を着るには至らなかったのです

ピンクや白系のロリィタを着るのはもってのほかでしたが、着ている人や服を見るのは好きでした。
その当時は松山市にもBABY, THE STARS SHINE BRIGHT・ALICE and the PIRATESの店舗や小さいセレクトショップもございましたので、街中でチラホラとロリィタさんを見かけておりました。
※2023年現在、愛媛どころか四国にゴスロリ系ショップはほぼ皆無だそうです

そしてもう1つ
ゴスロリは現実的に日常服として着れ販売も行っていると言いましたが、その逆で
日常服として着れず販売はしているけどクオリティが低いというジャンルもありました






コスプレです






衣装が素敵な作品を見ているうちに”コスプレしてみたいな〜”という気持ちが芽生えてきたのです

結論から言いますと、ゴス服よりコスプレを着る方が先でした
しかも自ら手作りの水銀燈


最初で最後のコスプレ

今でこそコスプレ文化は大規模になり、販売しているものもクオリティが上がってはおりますが、やはり手作りする方が多いと思います。
サイズや装飾も自分好みにコテコテにできますし、何より見栄えが違いますわよね。

当時のわたくしも
「もしコスプレするなら手作りがいい!」
と思っておりました。

そんな時ちょうどそのチャンスがやって来たのです


服を作らない理由

わたくし美容系の専門学校を卒業したと公言しておりますが
その学校は少し特殊で、色々な専門学科がありましたが元々は服飾専門の学校でした
その中で新設された美容コース(ヘア、メイク、ネイル、エステが満遍なく学べる総合学科)に通っていたのですが昔の名残でなぜか服飾の授業がありました。

今でこそミシンで物づくりをしておりますが、当時は全く興味がなく
「なんで美容コースなのにこんな授業やんなくちゃいけないの?」
と煩わしく、授業をサボっていました笑

今思うとちゃんと習っておけば活かせたのに…
と悔やんだりもしますが、当時は興味がなかったので仕方がないのですわ
しかも珍しく真面目に授業に出た時がパターンの授業で、ついて行けなさすぎて
「あ〜服飾ってちゃんと知識がないとできないやつだ」
「服を作るのって大変」
と、ここで苦手意識が付いてしまったのです。

わたくしが服を作らない理由もこの時の苦手意識と
知識を持たない中途半端な奴が作らなくとも、知識のある上手な方が作る服がたくさん市場に出回っているからです。
そして服で困ったことはございません。
雑貨は欲しいものがどうしてもなく困ったので自分で作るに至ったのですから。


水銀燈コス

Rozen Maiden 新装版 1 (ヤングジャンプコミックス)

相変わらず服飾の授業は(というか美容のコースも)真面目に受けていなかったものの、卒業間近になってある情報が耳に入ってきました。

「卒業制作として服を一着仕上げる」

正直はあ?って思いましたよね
知識もないのにそんなもん出来るんかと

だが待てよ?
服ってことは何も普通の服じゃなくてもいいよな
ちょうどいいしコスプレ作っちゃお!

といい感じに利用することにしました笑
やるならば思い入れのある水銀燈と決めておりました

本来なら
1、デザイン画を描く
2、パターン制作
3、型紙に起こす
4、裁断
5、縫製

と全て一から自分でやらなければならなかったのですが、なんと同じ水銀燈の服を既に作っていた服飾科の子が居たのです!

サイズも大差なかったので、型紙をそのまま借りる事になりました
ですので本来ならば1〜5までの工程が4と5だけになりました
切って縫うだけ

それくらいなら出来ましたし、分からないところは先生に教えてもらいながら進めました
案外縫うのって楽しいなとこの時思ったのを覚えています

そしてなんとか出来上がった水銀燈の衣装
これが結構上手にできたのですよ
と言っても、わたくしは切って縫っただけなので
”自分で一着服を仕上げた”という感覚はあまりなく
先生と友達のお陰で仕上がったのです感謝しかありません
一からやれと言われれば出来ていなかったでしょう

そんなこんなで出来上がった水銀燈の衣装は無事卒業式で着れ
その後コスイベで着たり、撮影してcureやコスプレイヤーズアーカイブなどのSNSへ載せたりもしました

これが最初で最後のコスプレでございます











え?さっき挙げてたキャラいっぱい居たけど他にはやらなかったの?






ですよね






いや、本当はやりたかったんですよ
ですが先程話しました通りコスプレするなら手作り派
市販のクオリティの低いコスを買ってまでやりたくなかったのです

しかもわたくしが着たいコスってそれこそ貴婦人のドレスのような装飾も凝っている複雑で大変なやつです
水銀燈は協力があったから出来たのであって、他のものを一人で作るには技量と忍耐力がなかったのです

というわけでわたくしのコスプレはここで幕を閉じました
レイヤーの皆様本当に尊敬します
衣装のみならずメイクや仕込みに造形物まで本当に凄い
いつもニュースやSNSで流れてくるコス写真拝見しております
ありがとうございます


次の段階へ

コスプレに満足したので次はゴスロリを着てみよう!
という発想に至りました。
専門学校を卒業した後ですので20歳くらいですわね

これもまた長くなりそうなので次回に致しましょう

とりあえず今回はローゼンメイデン最高!
ALIPROJECT志向!!
銀様最幸!!!

という事が伝われば良いのですわ( ˇωˇ )

LayLahLux作品 貴婦人の嗜み/ティッシュカバー

服は作れないけれどバッスルドレスのような
ティッシュカバーを作りました◝(⑅•ᴗ•⑅)◜


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?