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いつコタツを仕舞うのか問題

 こたつが仕舞えないのである。

 それを出すのは、夕方の風が冷える九月、十月、そこから既に六月半ば、朝も冷えれば夜も冷え、五月にそろそろという雰囲気も出つつ、梅雨始まればやはり必須、それから七月ともなれば、ようやく仕舞えることになるが、例年、八月第一週が最も暑いという時期で、そこから徐々に雲行き怪しく、お盆を過ぎれば秋の風、あっという間に舞い戻り、居間の中心、どっしり据わる。

 となれば、仕舞われるのは、たったの二、三ヶ月というわけで、それならそのままでいいではないかと、そんなことも思いつつ、こたつのない少しの間だけ、夏気分を味わうことも、悪くないと思っている。

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