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出張買取ビジネスはどこまで買い取ってくれるのか?

やぁ、お疲れ様。今日もいらっしゃい。

ペーパーレス社会と言われて結構な期間になるものの、郵便なども含めて徐々に紙類が溜まっていく。

正直、もういらないであろうものも多いけど後回しで徐々に山となる。
そろそろ片付けないと、左側邪魔で仕方ないよ。

自宅に眠る不用品。


ネットビジネス。2000年以降、多く効いてきた名称だけど本当に多岐にわたる。リアルかオンラインだけの話で、ネットを介して事業化出来たらバリバリのネットビジネスだ。

定義まで語るつもりはないんだけど、もともと企業が率先して広げていったネット環境だけど今となっては完全に個人も同等の目線で商用化している。

その中でも、今回の出張買取。
リユース業界の市場規模は約3.5兆円といわれる。

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新品販売ではなく、商品の二次流通は今や生活の基本となっている。

あなたも一度と言わず、何度か利用した覚えもあるのではと思う。
この業界、善しも悪しも含めて大きく経済を回している。

店舗買取だと、有名な企業が各地に出店していて想像もつくと思う。
販売も同時並行で行なっているので、気軽に通えるよね。私も大好き。

今回はその中でも、出張買取で個人がプロとして活動するお話だ。

儲かるらしいよ。


F氏は出張買取業として4年目の好青年。

どのジャンルの買い取りが強いんですかと言われれば、大体のものが対象となる。

世間を騒がせている『転売ヤー』と呼ばれる方々がいる。

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色んなメーカー、ブランドから新商品が販売されたとき、店舗であれば集団で前日から張り込み一気に全部買い占めてしまう。

それらをネットを通じて利益上乗せで再販してしまう。
正直、保管は厳重。パッケージも剥がされず新品と言って差し支えない。

法律上ダメかどうかでいうと、別段問題はなくどちらかと言うと倫理観の問題で批判の声が偏ることがある。

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一例を上げると、一時期の『Nintendo Switch』や『PlayStation5』などは社会現象にもなった。

半導体とよばれる電子機器に必要な部品の供給問題から需要に対して好ましい供給が行われなかった。

その為、大手家電量販店などで不定期入荷販売などが行われる。
これらの情報をネットワーク化し、あの手この手で定価でいち早く入手。

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即日でECサイトに転売を行う。しかも価格が200%等浮世離れしたローカルバブル。

ユーザーからすると、子供の誕生日やクリスマスプレゼントなど喜ばせたいために買いにいっても売り切れ多数。

バカ高い転売商品に辟易する人も非常に多かった。結果被害者は子どもたちという図式。

一線を画す。


F氏はそういった店舗買付型の転売屋とは違い、あくまで個人紹介から不用品の買い取りでスタートする。

出張で相談することが出来、相場にも詳しいためその場で回答を出せることも信用に繋がっている。

引っ越しをする友人Nを紹介したことがある、当noteの最序盤で記事にした信用できる人物。

引っ越しの際、自宅に立て掛けていた板材。木材で縦2m、横1m、厚み2cmくらいのなかなか重たいものが4枚程だったと思う。

普通に粗大ゴミなのでは・・・と思いつつも、処理に困っていたところダメ元でF氏に相談する。

軽バンで訪れたF氏は一通り見つつ、5000円ほどで買い取りその場で持ち帰ってくれた。

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N「あれ、お金になるんだ・・・」

といった感じで、ちょっとした小遣いと同時にごみ処理も完結して満足していた。

F氏は30分ほど滞在していたが、次の案件で速やかに出発した。
案外、忙しいだなと思わされる。

基本的に忠実、長いものに巻かれる。


後日、N氏を交えてF氏と会食する機会があった。

F氏が買い取ったアイテム群の行き先は様々だ。
基本的に自宅の多くのフロアを在庫置き場にしているそう。

基本的にはAmazonやeBayといった越境ECで処理される事が多い。

メルカリやラクマなども強アカウント使いではあるが、それよりは為替格差と日本ブランドの海外評価を積極的に活用しているビジネスモデルだ。

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日常生活において、粗悪品に当たる機会の少ない日本人。
100均のクオリティも諸説あるものの、基本的にはよく出来ている。

だが、海外の人からすればその水準がそうそう手に入るものでないという環境も少なくはない。

我々が見ると100円の価値であっても、海外でみると1000円の価値がつくものだってある。適材適所の商品版だ。

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出張買取の強みは自宅に眠るレトロアイテムの発掘チャンスも含まれる。

ひと昔前のカード、シール。ゲーム攻略本等、保存状態に左右はされるがその上で価値がつく時代だ。

ただ、N氏の時の木材などは配達向けじゃない。大きいし輸送コストもかさむ。そういう時はF氏自前のネットワークでDIYや工務店の緊急用資材として利用シーンがあるらしい。

板4枚じゃ弱いが、色んな人から集めた資材を一箇所に集めれば十分な仕入先。一つずつ検品・拭き上げ・撮影で見える状況にしておくと欲しい人からするとまとめて購入することで割引販売も可能。

基本的にこれは定期的に発生するので、面倒でも資材はウマいそう。

信念がある。


F氏と知り合ってから約3年ほどだが、当時駆け出しながら開業し自立して頑張っている頃だった。

元々、美容関係向けの問屋に務めていたF氏は退職後も顧客を回っていれば、20万円ほどの収益はあったそう。

縛られる時間がありつつも、生活の最低保証と考えて合間時間に買い取りを行なっていた。ただ、それも早い段階で契約終了を申し出る。

一見もったいないなと思いつつ、聞いてみる。

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「この収入が長期でビジネスをする時、甘えになる」

という意見だった。いや非常に強い。
いっちょ噛みしつつ副業に手を出すケースで失敗するケースも多いが、確かにこの考えには一理ある。

時間のロスが成長を妨げると判断し、本業一本に絞る。
F氏の判断は現段階では英断で、順調に売上を伸ばしている。

謙虚に、案件をより好みせず実績を積む。
ネットビジネスだって愚直な積み上げだ。

これから。


まだまだ不用品買い取りの需要は増えるだろう。
F氏は今日も走り回る。

日本人の捨てられない症候群はこじらせにこじらせている。
実家に昔のおもちゃなども置きっぱなしの方々も多いこと。

役目を終わったアイテムたちも、視点をかえればバリバリビジネスの主役にだってなれる。いや、盛りすぎた。でも出番はある。

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稼ぎたい、収入を増やしたい。
そう考え、将来に不安をもつ人は多くいる。

漠然と見ていると気づかないが、確実に近くにチャンスはある。

擦り切れるほど聞いてきたそんなストーリーを垣間見させてくれるお話でした。

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ここまで見てくれてありがとう。

楽しんでもらえたら最高です。
いつも来てくれることの感謝を禁じえない今日この頃。

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それでは、また。


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