詩「泥と孤独」

泥の中に居る
泥に足を取られ
泥に浸かり
泥に沈み行く
孤独
気が付けば
搔き分けても搔き分けても泥
息が出来やしないじゃないか
いや息は出来る
息は出来るのだ
馴れてしまったから
それに馴れてしまったから
泥の中でひっそりと息をする
前が見えないのか
唯前を見ないのか
泥と孤独

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