詩「歩み」

歩みを止めた
僕はその場に座り込んで泣いた

声を上げた
嗚咽を漏らした
両の拳で地面を叩いた

立ち上がれないと思った

目の前に影が落ちた
影が落ちて君が手を差し伸べた
僕はその手を掴み、嗚咽を漏らしながらも立ち上がった

半歩
そして半歩
また半歩
小さな歩みを僕は進めた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?