詩「嫌と涙」

「もう嫌だ」と君が泣いた
僕は「大丈夫」と言った
また「もう嫌だ」と君が言う
僕は「大丈夫」と言った
もう嫌だ
嫌だ
嫌だ
君の声が震える
君の涙が止めどなく落ちる
大丈夫
大丈夫
大丈夫
僕は言う
「大丈夫?」
君の瞳が僕を映す
「ああ」
「大丈夫ね」
はにかんだ君を僕は抱きしめる

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