詩「君の大事な荷物」

君が抱え込む大事な荷物
「捨てなよ」
僕は冷淡に言うんだ
君は必死と荷物を更に抱え込み
僕には指一本触れさせないつもりだ
「僕が捨てようか」
更に追撃
君はぽろぽろと泣き出した
「じゃぁさ、僕も持とうか」
君は首を横に振る
「僕は君ごとその荷物を持つよ」
君が少し笑った

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