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詩「桜の花弁舞」

光が差す
道を行くかのように風が通り
桜の木を揺らす
花弁舞
後に続けとばかり
きっと悪戯な春の妖精、弧を描く
花弁も弧を描き、ふわりふわり
何処へ行くのだろう
桜の香も芳しく
一度、目に止めてしまえば虜になる
気付けば、舞が終わった花弁たち
桃色の絨毯
人の世の春の儚き

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