詩「夜」

夜の香を嗜む
帳に酔う
夜の色を好む
微笑を浮かべ唇
夜の音を探す
酔い痴れ身を任す
嗚呼、夜
美しきと称える
惑わせしと身構え抗えず
どっぷりと浸かる
時折、夜空の星の瞬きに我に返り
更には月の輝きに勝てず
唯、夜と
「夜よ」と呟く
グラスを傾けた頃
夜明けまで逃れられない
負けと酔う

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