詩「文字化け」

文字をひとつ
意味があるようでない
文字をふたつ
言葉になった
重ねる
重ねる
文字が文章になった
これは何だ
どうしたものか
文章が感覚になった
状況を伝え
感情を伝え
化けものだ
それでもその化けものは生きる
生きて
生きて
それなしでは生きられず
気付けば誰かと手を取り合った

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