詩「闇を行く」

一歩を踏み出した
次の一歩が出ない
自分の足下さえ見えない
膝は突きたくない
膝を突けばなし崩し
今よりももっと
今よりも何倍も
再び立ち上がって
再び一歩を出す
どれくらい時間が掛かるんだ
周りは闇、闇、闇、闇
一歩を踏み出したまま妄想が憑く
急げ
駄目だ、慎重に行け
闇を行く

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