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詩「膝を抱える僕、膝を抱える君」

膝を抱える僕
今にも泣きたいんだ
膝を抱える君
悲しそうな顔を僕に向ける
そして膝を抱え直す
僕は泣きそうだけれど、君の心配するその表情に泣けないんだ
いいや泣きたくないんだ
だってもっと心配を掛けるじゃない
君が瞬きをした
震える声で僕を呼んだ
僕は泣いた

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