詩「無気力」

人間には気力というものが備わっているらしい
それは目で見ることも手で触ることも出来ないらしい
「本当にあるのか?」
僕の口を突く
だらだらとソファーに座り、立ち上がる気力もない
「あ? 気力と口にしたか…」
おかしなことを言う
口にするくらいだ気力はあるのだろう
無気力な僕

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