詩「何もない僕」

何もない僕
心が空っぽなんだ
床に座り壁に背中をあずける
背中に壁の感触があるから僕は僕でいられるのだろう
顔を僅かに上げぼんやりとくうを見詰める
そこには何もない
僕は見詰めながら思う
きっと何処どこかに繋がっている
空間を見詰める
まだ何もない
だから僕も空っぽなんだ
何もない

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