もう一度一緒に仕事がしたいと思われる人が出戻れるのだと思う

この話題には乗っておきます。

「袖振り合うも多生の縁」という言葉があります。

見知らぬ人と袖が触れ合う程度のことも前世からの縁があるという意味から、どんな小さな事、ちょっとした人との交渉も偶然に起こるのではなく、縁によって起こるという意味なのですが、一緒に働くということを考えてみるとものすごい縁が深い、深すぎるといっても過言ではないと思うんです。

私は前職クラリベイト・アナリティクスという会社のリサーチ&コンサルティングという部署に所属していて、そこで同じ部署、他部署を問わず色んな方たちと知り合いました。私の属していたライフサイエンスチームにいた全員は現在違う会社に転職し、バラバラになっているものの、繋がりは今も緩やかに保たれています。

私が現職に転職したのも前職で私と一緒に仕事をした営業担当の方からの声がけがあったためですし、その後ライフサイエンスチームの最後の生き残りだった同僚も私が現職誘って、今も一緒に働いています。

こうした経験から言えることは、勝手知ったる仲間(ここで重要なのは一緒に仕事をしたという経験)はまた再び一緒に仕事をすることがかなり具体的かつ鮮明にイメージできるという最大の利点があります。また、同じような業務内容である場合なら尚更なのですが、意思疎通のスピードが速い上に前提条件の教育といった時間と労力の掛かる部分をまるっとすっ飛ばして、一気に仕事を進められるいわゆる本来の意味での即戦力となって、仕事を回すことが可能となります。

現職においても、私が入社してから転職されたAさんという営業職の方が居たのですが、日本オフィスに新しいヘッドカウントが出来る可能性が見えた瞬間に、Aさんに「戻って来てくださいよ~」って連絡しましたし、なんなら転職した瞬間から今でも「戻って来てくださいよ~」って言い続けています。

知っている人と一緒に働くことのメリットは既に書きましたが、そのポイントは出戻って来て貰うときにも同じように当てはまると思っています。

書き出してみると、私の感覚としては当然のことだなぁと思うばかりです。

1)その人が仕事がしっかりとできることを多くの人が知っている
2)一緒に仕事をするイメージを具体的に持つことができる
3)前提知識や経験の共通点が多く、意思疎通が早い
4)すぐに即戦力として一緒に仕事ができる

ただ、一点注意すべきところがあるとすると、当たり前の話ですが個人としての評判が良くなかったりする場合、”呼び戻すお声は掛からない”し、”再採用されない”とういこうとです。

元社員だからといって、そこに胡坐をかくことはできません。

戻ってきて欲しいと思われるというのは、私にとっては大切な条件だと思っています。

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