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比較する基準はひとつなんかじゃない

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この考え方はとても大切だと思っています。

ある一つの基準から見ると優劣が付きますが、そもそもその基準は数多あるものの中のたった一つに過ぎません。

私が仕事で分析をするときもそうです。「分析軸」や「指標」という言い方をするのですが、これはデータをどの視点からみるかということを意味します。

例えば、乳がんを適応にもつ医薬品を比べると簡単に言いますが、売上予測で比較するとなると、比較する対象が全世界なのか、日米欧だけなのか、それともイギリスだけなのかと視点や発売後の売上ピークとなる年など色々あります。また、医薬品の種類別(低分子薬、抗体医薬、細胞医療、核酸医薬など)、医薬品の出自(自社開発品か導入品か)、開発段階別(上市済み、Phase1~3、研究段階など)、開発企業規模(大企業、中小、バイオテック、スタートアップ)、臨床負荷(開発コスト、試験期間、患者数など)、医薬品の特許保護期間、開発企業のアライアンスの有無、などなど。。。

ちょっと上げるだけで色々出てきます。

何が言いたいかというと、先に挙げた色々な視点(分析軸や指標)の一つだけでは医薬品の優劣をつけることは出来ないということです。

転じて人について考えてみると、医薬品のように明確な視点は多くないかもしれませんが、より多くの視点があると私は感じるので、比較するとなるとより複雑な比較になることは間違いないと思っています。

故に、そんな比較をしてもあまり意味がないなぁと思うわけです。

オードリー・タンが言うように、「命の赴く方向」は人それぞれ。

そのように考えると、人との比較はあまり意味がなく、各自がそれぞれの役割(命の赴く方向)を果たすことが本当に大切だなぁと思います。

私自身もそうありたいと思うものの、未だ五里霧中的な感じです。。。

ただ、分かってきたこととして、「自分が楽しいことする」のも大切ですが、「自分が楽しいこと変える」というのも同時に大事だなぁと思っています。なぜなら、自分が楽しいと思うことは自分だけの感覚で、自分にしか分かりえないため自分にしか転換できないと思うからです。

これからも楽しいことに変えて、楽しいことを増やして、楽しいことをしたいと思っています。

#優劣の基準 #ひとはひと #楽しむ #楽しいを増やす #折々のことば

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