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社内公募で感じた、ジョブ型、キャリア、意外な効能について

COMEMOのテーマ企画が始まっています。今回は、3点(ジョブ型、キャリア、意外な効能)について書きたいと思います・

みなさんの考える、社内公募について投稿してください。
・社内公募に応募した経験を持つ方、その時の経緯や、公募で得られたメリットなどを教えてください。
・どんな内容が社内公募に向くと思いますか。また社内公募でどんな効果が見込まれると思いますか。
・社内公募制度と社員のキャリア形成のあり方をどう考えますか。

上記のような視点を踏まえていただいても、そうでなくてもかまいません。ぜひみなさんの考えを投稿してみてください。

社内公募制度、わが社にもあります。

各部署がHead Countがある場合には、一旦社内公募を経て、その後Publicにオープンとなります。聞くところによると、それがイギリスの法律だからとか。UK本社内では、この社内公募を利用して部署異動をするひとは結構いる印象です。

社内公募をする上で大切なジョブ型の考え方

この社内公募制度の根底には、ジョブ型という考え方があります。
社内公募の場合においても、以下のことがしっかりと書かれています。

・役職についての記載(Title)
・その役職での役割(Role)
・職責、責任の範囲(Responsibilities)
・求められる資質(Skil, experiences)
・直属の上司(Report line)
(給与については、選考時に確認)

各部署が実施している仕事を理解していて、その上で新しい人にはどんな仕事をして欲しいのかをしっかりと言語化する必要があります。そうでないと、社内移動するにしても躊躇してしまうと思うんです。

自分のやることが分からないまま、ある意味転職するひとはほとんどいないと思うからです。

社内公募とキャリアの関係

私自身は、現職において社内公募制には応募したことはありませんが、私の所属するCustom Solutionsから他部署へ移る人、移ってきた人はいます。

組織がフラットであるほど、キャリア形成(例えば、出世するとか)は結構難しいと言わざるを得ません。組織に勢いがあり、人が増えるような状況では、自然と階層が生まれ、出世する道(給与アップなど)が生まれます。

それ以外の出世の手段として、社内公募で現状ポジションよりも上のポジションに移るというキャリア形成手段になっていると私は感じています。

端的にいうと、それまでManagerで無かったが、社内異動でManager職になる場合など、上位のタイトルへのチャレンジが生まれれています。このように、現部署では上が詰まっているとか、違う分野にチャレンジしたいとか、会社内での駒を進めるという機会がキャリアアップの一つのルートとなっています。

一方、会社側から見ると、社内のことを知っている人であるため、外部からの転職者を受け入れるよりも負荷が少ないメリットがあります。教育やアドミン的な負荷も少ないですし、何よりも信頼できるかどうかが社内で確認が可能であることが大きいと思います。

このように、社員にとってはキャリアパスの多様化に社内公募が役立ち、会社側は色々なコストを低くすることが可能となると考えられます。

社内公募の意外な効能

実は、チームメンバーが他部署へと移ったあと、直属の上司からこう聞かれることが増えました。

今後のキャリアも含めて考えた上で、今のポジションで幸せか?

おおう、何かの踏み絵か?と最初はかなり警戒して、当たり障りなく答えていましたが、ある日理由を教えてくれたんです。

それは、メンバーが減るのはレポート作成等をする上でのリソースが減ることを直接意味していて、受けられる仕事量が減り、ターゲット達成が難しくなる可能性があるからでした。

だから、メンバーの待遇面も含めてさらにしっかりとケアしようとしてくれているというのが分かりました。

人が社内で動くことで、部署の評判によっては人も集まるわけですから、そうした意外な効能を現在感じているところです。


社内に面白いポジションがあったら、もっと真剣に見てみようかなってこのnoteを書きながら思いました。


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