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エッセイ:ぜんぶ

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愛犬の話、ニューヨークの話、ランニングの話などなど、その時々の気になったことをつらづらと書いています。
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2021年3月の記事一覧

走っていて良かったと思うこと。

愛犬コーディを失くして、1ヶ月が過ぎた。 執筆活動が、中々、進まないのは、書こうとすると、コーディの事ばかりが頭に浮かぶからなのかな。ペットロスは勿論あるけど、飼い主が悲しむと、天国の愛犬も悲しむと言われているから、日々を元気に過ごしたいと思っている。だから、コーディに会いたいなぁ、と思った時、呟くのだ。 「悲しいんじゃないんだ。恋しいんだよ。」と。 また、今回も、つくづく走る趣味があって良かったと思っている。 最初にそう思ったのは、10年前の東北大震災で、石巻の実

先住犬ミルキーのアフターケア

先月2月末、4年前にレスキュー団体からアダプトしたシニア犬コーディが旅立った後(詳細は以下リンクから)、不思議と、先住犬ミルキーの気配を感じていた。 もちろん、ずっとコーディの気配は、濃厚に感じている。ああ、魂として、まだ、私の周りにいてくれているんだなぁ、という状態だ。それに加え、ミルキーも、私の周りをウロウロしてくれている感じがするのだ。きっと、私のことを心配して、天から降りてきてくれたのであろう。また、コーディは、ミルキーが私の為に送り込んでくれたわんこだから、その責

明日、あなたは死ぬとして、何に後悔しますか?

私は乳がん患者だ。2014年大晦日にがん告知を受け、2015年は、がん治療一色の1年で、未だに治療は続いている。 がん告知を受ける2ヶ月弱前、私はNYCマラソンを自己ベスト3時間10分で駆け抜けていた。健康だと思っていた。でも、その時から既にがんだったんだ。 告知を受けて、ショックだった。だが、どこか夢の話にも思えた。だけど、検査検査の毎日が過ぎ、実際に、胸を摘出する手術を受け、摘出した 腫瘍のがん細胞が思った以上に悪性度が高く、微小とはいえ、転移まであったと告げられた時

愛犬からのメッセージ

コーディからメッセージが届きました。 ”ママちゃん、自由を満喫して良いんだよ。僕ももう自由だよ。 ママちゃんもやり切った。僕もやり切ったよ。だから、もう良いんだよ。” コーディの散歩、コーディのご飯のお世話、コーディの諸々の事、全てなくなり自由な時間が沢山ある。ゆっくり読書などして、時間を楽しんでいると、ふと、コーディを忘れている様で、罪悪感を覚えてしまう。”まだまだ、悲しむ自分でいたい”、そう思ってしまう。だけど、それは何か違うとも感じ、外に出た。 いつもならコーデ

同じ月を見ている。

愛犬コーディが旅立った。 先週の2月27日午後4時41分。今、この文章を書き始めているのは、3月6日午後4時半過ぎだから、先週なら、今、コーディは生きていて、その10分後には生きていない状態に変化したことになる。 その差は何だろう?息をしていないこと?心臓が動いていないこと? 良く分からない。ただ、分かるのは、うちの部屋が綺麗過ぎるし、静か過ぎること。非常に淋しい。 今回、コーディを失い、改めて、動物のすごさを知った。 先住犬ミルキーの時も、もしやと思っていたけど、