「がんばれ」と言わない!

教師として、忘れてはいけないと強く実感しました。

世界一受けたい授業の五木寛之の言葉です。
〜自分はもうダメだと覚悟を決めた人間に「頑張れ」と言わない!〜

苦しんでいる人がいたら、激励の言葉をかけるのではなく、相手に寄り添い、その人の苦しみを分かってあげることが大切だと五木さんは言います。人間は誰でも本当は死と隣りあわせで、生きるということは苦しみの連続です。しかし、悲惨な極限状態の中でさえも、人の善意というものは存在する。極楽は地獄の中にたしかにあるのです。

以前ADHDの生徒に、エールを送るつもりで「がんばれ!」と言ったことがありました。

「え、僕、がんばってませんか?!」と言われて、逆にはっとしました。

教師が何気なく使ってしまっている
「がんばれ!」は、受け取る生徒によって、まったく違う意味になってしまう危険性があるのです。

コロナでみんな大変な時期ですが、教育の場だけでなく、社会すべてにおいて、もう一度認識すべきものではないでしょうか?

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