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木下ふみこ都議の無免許運転による人身事故に関する調査特別委員会の設置を求める陳情を提出

都議選の期間中の7月2日に無免許で車を運転して人身事故を起こした都議会議員がいる。このことが信じがたい。にも関わらず、このような事実を警察がマスコミに告知しなかったらしい。

2020東京オリンピック聖火リレーセレモニーで爆竹を鳴らした人については所轄の武蔵野警察署が事故を起こした当日に『威力業務妨害事件被害者の逮捕について』という文書をマスコミ向けに出し、それを元にして各マスコミが報道したのに。現職の都議の無免許運転での人身事故は聖火リレーの抗議での爆竹をならす行為より報道価値が低いのか?

20210716_威力業務妨害事件被疑者の逮捕について

(2021年7月16日付武蔵野警察署による『威力業務妨害事件の被疑者の逮捕について)』

その後、警察は送致した際にマスコミに情報を流したようだが、事故を起こした際にマスコミに情報を流し、その事実がマスコミによって広く報じられさえすれば、木下ふみこ氏は2021年7月4日執行の東京都議選で当選しなかったかもしれない。

20210917_木下ふみ子都議送致票乙

(2021年9月17日付『送致票(乙)』備考に無免許過失運転致傷とある)

事故後の報道では木下都議は免許停止の行政処分を何回も受けていた旨が報じられたが、その事実を以前所属していた会派都民ファーストの会は認識していたのか。

認識していたなら、なぜ都民ファーストの会は公認し、東京都知事である小池百合子氏は木下ふみこ氏の選挙公報に文書をよせたのか。認識していなかったなら、警察は所属会派に免許停止処分の情報を伝えていたのか。それとも伝えていなかったのか。

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(都議選の際に木下氏が都民ファーストの会に所属していたことを示す『所属党派証明書』)

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(創意工夫で課題解決に取り組む木下さんとともに闘いつづけます!小池百合子とのメッセージが載った木下ふみこ氏の選挙公報掲載文原稿用紙)

木下ふみこ氏が都議会に出席できるような状況になった以上、これらの疑問点を是非都議の皆様に聞いてもらいたい。木下ふみこ氏の無免許運転による人身事故だけでなく、それ以前の対応や当選後の対応についても疑問点がある。それらの点を質疑し解明するのは、大会派に所属する人のみという制約がある都議会議会運営委員会より、木下ふみこ都議の無免許運転による人身事故に関する調査特別委員会という形で特別委員会を設置して、そこに全ての都議会議員が参加して質疑するという形が望ましい。

木下ふみこ氏への辞職勧告決議は木下ふみこ氏以外の全都議会議員が提案者になり可決したのだから、問題点を質疑する委員会は当然、全都議会議員が所属する形が筋だろう。

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(木下ふみこ氏を除く全都議会議員が提出者になった9月28日付『木下ふみこ議員に対する辞職勧告決議』)

提出した陳情については規定より題名の文字数が多く、その修正及び変更と、願意部分の修正があったもののとりあえず、正式に受理された。

最後に、これを機に「木下ふみこ都議の無免許運転による人身事故に関する調査特別委員会」が設置され、警察の逮捕状況のマスコミ向け発表のありかたや選挙期間中の各候補者に不祥事があった際の取扱い、不祥事が確定するまでの地方議員の報酬や政務活動費の支給についてなど、様々な問題点を多角的に質疑し、二度とこのような事態にならないことを望む。

20211112木下ふみこ都議の無免許運転による人身事故に関する調査特別委員会設置陳情

(実際に提出された陳情書の写し。提出者の住所等個人情報は被覆した)

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