10月30日

自分には仕事とは奴隷以下の扱いをされることに同意することである、
という根強い固定観念がある。
というのも、20年以上前、それこそ今ほど精神疾患や発達障害が知られてなかった時代、
罹ったという理由だけでそのような扱いをされた経験によるものであるからだ。
元々ブラックなバイトであったというのもある。コンビ二であったし。

昇給当時の最低賃金700円から一度もなし、ボーナスなし、有給の存在は都合が悪いので教えない。
ASDには苦しいマルチタスクを時を見ては強いてくる。
休日もないも同然だった。実質の自宅待機時間だ。
休日になったからと都市部に出かけて本屋巡りをしていたら、突然電話がかかってきて、欠員が出たからすぐに来いと呼び出されるなど何回あっただろう。
おまけに僕のシフトの希望などガン無視だった。他のメンバーのは通っているのに、僕だけ希望すらしていない時間帯にシフトが入り、直談判したことも数えきれないくらいある。
そんな生活が続いていたある日、大学に最寄駅から徒歩で向かい、あと少しで大学、といったところで、突然このまま学校に行ったら死んでしまう!という恐怖心が強く湧き、大学から逃げ出し、当時栄にあったとらのあなに転がり込んだ。
そして疾患の判断に至るのだが、そこからの扱いは目に見えて悪くなったと言える。
今だってそうだろう。会社はそういった発達障害者、精神疾患者を目に見えて差別し、排斥の対象としている。

働いている当人たちにしてみたら、世の中の大半の連中にしてみたら僕らなんて訳の分からないずるい存在に見えるんだろうな、だったらなってみたらどうだ?この地獄に転がり落ちてそんなはずじゃなかった、って自分の言動を後悔するのがいい薬かと思うぞ?


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