国際協力について知る

春休みイベントとして、国際協力を知る事をテーマに名古屋JICAにお邪魔してきました。

プログラム内容や当日の流れなど、細かく打ち合わせさせて頂き、また駐車場の手配など細かい配慮して下さり、スムーズにプログラムを行う事が出来ました。
まずは、JICAスタッフの皆様に感謝!!

また、少人数での活動でしたが、大きなプロジェクターでの説明や色々なクイズなども用意して下さり、充実した時間を過ごす事が出来ました。

開発途上国と先進国、JICAってどんな事しているのかを最初にご説明頂きました。

世界の人口ってどれぐらい?
世界の国の数ってどれぐらい?

そして、施設の中も特別に案内してもらい、JICA屋上の芝生エリアも入らせて頂きました。

屋上を芝生にすると夏場は室内温度が1度から2度くらい下がるようです。エコですね!

そして、今回の目玉プログラムとしてウガンダ給食を頂きました。

ポショと呼ばれる、トウモロコシを粉末を練ったものを初めて頂きました。今回は子どもが食べやすいようにお芋でポショを作ったそうです。

「なんだ?これ?」と最初はおそるおそる食べていましたが、途中からピタリと手が止まっていました(笑)食べ慣れない味というのはやはり抵抗があるようです。

もう一つのお豆のスープ?は食べやすくピリ辛で美味しかったです。

昼食後は、JICA常設ブースでのワークシートプログラムを行いました。

今回は太平洋の島をテーマにブースが作られており、フィジー、パラオ、トンガについてブース内をウロウロしながら答えを探すプログラムでした。

常設ブースだけでも、たくさんの情報があり学べるポイントがたくさんありました。

ワークシートはこんな感じです。

ワークシートプログラムの後は、JICA海外協力隊として、パラグアイに派遣されていたスタッフのお話を聞きました。

パラグアイの一般家庭での様子を写した動画を見て、自分の家と違う所あるかと聞かれ、「食洗機がなかった」と答える子や、食器を入れる棚が自分の家の物と似ていたなど、子どもの視点でそれぞれ発表していました。

パラグアイは学校は午前、午後の二部制になっており、どちらかしかいかないそうです。学校に行かない時間はお家のお手伝いをすると教えてくれました。
日本は学校があり、学童があり、塾があり色々ありますね。便利です。便利すぎますね。

また、学校に行かないとどんな事に困るか?という問いをクイズで出して頂きました。

様々な言語で書かれている薬を目の前に並べ、この中から胃薬を見つけて下さい。というクイズです。

これが難しい。

誰も当てられませんでした。
文字が読めないと、自分の命に関わる事がある事を子どもたちは初めて知りました。

最後に、JICAでのプログラムを通して何を感じたかを一人ずつ発表してもらいました。
子どもたちはそれぞれ自分の言葉で今日の出来事を振り返り話していました。

JICAでのプログラムは終了です。
そのまま名古屋市科学館へゴー!

春の噴水って良いですね!!

春休み期間中ですが、館内は人は少なめでした。
フロアで子どもを自由にすると、子どもたちは自然とまとまっていきます。
大人は子どもの居場所確認だけしながら距離をとり、じっくり見守ります。

自由に遊んでいるようで、子どもたちはさりげなーく誰がどこにいるか確認しています。
小競り合いなどもありながらも少しずつ楽しさを共有していく大事な時間です。
これがあるから、楽しかった思い出に変わっていくと思います。

もともと仲の良い友達ではなく、イベントでたまたま集まった仲間と過ごすのは、この自由な時間をいかに充実させるかという事が大切です。
むしろ、これはある意味トレーニングのようなもので、今ある環境で自分なりに楽しむ事が要求されます。

どこにいても、誰といても楽しめる力は将来必要なので、こういうタイミングで少しずつ経験を積んでもらいたいなと思っています。
だからこそ、春休みの1DAYプログラムを参加者が少なくても実施しています。

こういう細かい積み重ねが、子どもたちの豊かな経験なのかな?と思います。

参加してくれた子どもたち、そして保護者の皆様ありがとうございました!

頂いたサポートは、子どもたちの活動資金とさせて頂きます。