イケハヤさんが3000万のNFT「CryptoPunk」を買った理由を考察する
こんにちは、元作家のブロガー、クロネコ屋です。
以前、イケハヤさんがなぜ3000万のNFT「CryptoPunk」(デジタル上の有名なアート)を買ったのか? その狙いについてチラッと呟きました↓
私はNFT界隈はサッパリ詳しくないですし、NFTがこれからどれくらい盛り上がるのか、イケハヤさんの買った「CryptoPunk」が値上がりするのかバブルが弾けるのか、さっぱり分かりませんが、ビジネス的な観点から見ると『イケハヤさんのCryptoPunk購入は、理にかなってる』と感じたので、今回はその理由とイケハヤさんのビジネスモデルを解説していこうと思います。
SNSマーケだったり、個人事業主でメシを食っている人だったり、インフルエンサーを目指している人には役立つ考察になると思います。
なお、このnoteに書かれている事は、あくまで第三者である私の勝手な考察なので、イケハヤさん本人の見解はこちらのツイートを読んで下さい↓
音声で聞きたい方はこちら。Voicyでも同じ内容を喋ってます↓
CryptoPunk購入でイケハヤさんが得たメリットとは?
まず、イケハヤさんは何も考えず「CryptoPunk」を買ったとは思えません。必ずメリット・デメリットを天秤にかけた上で購入したのだと推測します。
イケハヤさんがCryptoPunkを購入するメリットは何でしょうか? まぁこれは言うまでもありませんが『NFT専門家としての格が上がる&話題になる』これ一択です。
多くの人が誤解していますが、そもそもイケハヤさんはNFTトレードで儲ける気はありません。NFTについて一般人が知っている事は
・ただの絵が100万円以上でサクサク売れてる
・バブルだから楽に大金が儲かってる(らしい)
これくらいの理解だと思います。「いや、さすがにそこまで無知じゃないぞ」と思う方は、自分が思っている以上にリテラシー高いです。Yahooニュースを見てNFTという単語だけ知っている人は、せいぜいデジタルアート転売くらいにしか見えてません。それが一般人のリテラシーです。
実際、仮想通貨の第一次ブームだった時、ほとんどの人は「いくら儲かるか」という視点で見てましたよね? NFTも同じように転売で儲かる、儲からないの視点で見ている人が大半です。
さて、その一般人の視点でイケハヤさんを見てみましょう。
3000万円のCryptoPunkを購入!
面白くないですか? たぶんNFTをよく知らない人から見ても「おい、イケハヤって人がNFTっていうギャンブルで、3000万の大博打に出たらしい」と噂を広めていくでしょう。
実際、私も妻に「イケハヤさんがこれ買ったんだって!3000万で!」とつい話してしまいました。(妻のコメント:3000万は高すぎない?)
3000万というとフェラーリ1台買えちゃう値段です。郊外なら一戸建てが建ちます。それを一見ただのテキトーな絵に見えるNFTに投資。しかも日本人でCryptoPunkに投資してる人はほとんどおらず、インフルエンサーとしては、ほぼ一番手で投資。
これはもう、話題にならない方がおかしい。イケハヤさんのファンは「凄い!思い切った」と言うし、アンチの人は「損しろ!」とやじをおくるし、NFTもとい未来の技術に興味がある人は「さて、どうなるかな?」と続きが気になる。
そして、彼を見ているすべての人に、この図式が埋め込まれます。
イケハヤ=CryptoPunk=3000万のNFT
こうなったらNFTインフルエンサーとしては、勝ち確ですね。今後、NFTが盛り上がれば盛り上がるほど、彼の名前と噂は広がっていき、フォロワーは増えていき、影響力は増大していきます。
「CryptoPunk」や「NFT」という単語でTwitter検索した時、必ずイケハヤという言葉を目にするでしょう。で、こう思うのです。イケハヤって誰だろう?NFTに詳しい人なのかな?→フォロー。
ここまで上手く事が運べば、3000万なんて安い広告費ですよ。NFTについてブログを書けばアクセスは爆発するし、メルマガを出せば登録者が急増。その流れで彼の運営している「仮想通貨オンラインサロン(有料)」の参加者が増えれば、3000万なんてサクッと回収できます。しかも、影響力は増えたままで。CryptoPunk購入は、まさにNFTブームの波乗りのための投資と言えるでしょう。
もし彼が収益化の術を持っていない、忍術の使えないNARUTOのロック・リーみたいな下忍だった場合、ただ目立つだけで3000万は回収できません。
しかし、彼はオンラインサロンをはじめ、仮想通貨アフィリエイトなど、あらゆる収益化の手練です。だからこそ3000万のCryptoPunkを購入を決断できたのでしょう。
彼が得意とするのは『一般層への解説』です
よくイケハヤさんを批判する人が言う言葉に「彼は浅い。専門家でも何でも無い」というのがありますが、イケハヤさんはあえて浅く説明しているのだと思います。
というのも、リテラシーの低い一般層…つまり初心者は専門用語なんてサッパリ分からないし、詳しい所まで説明されても意味不明で「いいからどの仮想通貨を買えばいいのか教えてよ」と結論を求めてきます。
彼が得意とするのが、この短気な一般層に対して10分で最低限の理解を与える事です。
いわゆる0→1の説明ですね。0→100にするのではなく、1まで引き上げるだけ。いわゆる「小学生でも分かるように説明する」というのがイケハヤさんの得意技であり真骨頂なのです。
分かりやすく説明するためには、深い理解が必要ですが、イケハヤさんは最低限そこまで理解した上で一般層に対して解説する立ち位置を強く取りに行きます。なぜなら、それが一番、大勢に響くから。テレビ用語で言うなら「マス層」に知名度をばら撒かないと、巨大な影響力は得られません。池上彰が一時期めっちゃ人気だったのと同じで、一般人に分かるように説明できる人はめちゃくちゃ重宝されるのです。
そのポジションへの地ならしとしても、3000万の投資は必要経費と言えるでしょう。
イケハヤさんが背負うリスク ~NFTブームが来ない世界線~
もちろんリスクもあります。それは「NFTブームが続かず、しぼんでしまう世界線」ですね。例えば急速にNFTの流動性が下がって、購入者が減ってしまったり、仮想通貨バブル崩壊の時のように「NFT=損するギャンブル」みたいなレッテルを貼られると、影響力の伸びは止まってしまいます。
祭りを起こすためには、一般層の流入が絶対条件です。ブロックチェーンの未来を信じている層だけが盛り上げようとしても、それはマニアの集まりにしか過ぎず、やはり仮想通貨の時のように「よくわからんけど、買ってみた!」という層が集まらないと、3000万の広告費は回収できないでしょう。
要するに、イケハヤさんは『NFTブームが来る』という出目にフルベットしたという事です。
仮想通貨ブームの時もそうですが、彼は結構リスクテイカーであって、フルベットして先行者利益を取るスタイルです。楽なポジションにいるように見えますが、それは前提としてフルベットで勝負して勝ってるから……というのを見落とさない方が良いです。
ちなみに、彼は常日頃から「挑戦することが大事」「失敗も財産になる」と言っているので、仮に予想が外れてNFTブームが沈静化しても全損にはなりません。
「あの時、3000万でCryptoPunkを購入したのですが……NFTの発展を考えると、早すぎた判断でしたね。けれど、あの失敗があるからこそ! 今こうして○○として発信できています」
みたいに、エピソード(武勇伝)として昇華できますからね。ヤンキーが武勇伝の1つもないと尊敬されないのと一緒で、インフルエンサーにも武勇伝は必要な要素。そこで3000万でNFTを購入したというのは、なかなかパンチのあるエピソードになると思います。
彼自身もNFTアートの開発を開始している
もうひとつ、彼自身もクリプト忍者NFT(@cryptoninja_nft)というNFTアートを開発・販売しています。
NFTの販売元になるという事は、彼自身の影響力が増大すればするほど、この忍者NFTの価値も上がるという事です。いまは日本国内でのみ知名度が高い状態ですが、NFTの価値が上がって世界に飛び立てば何が起こるか?
海外投資家のマネーが流入します。その額は一体いくらになるのか想像もつきません。自身の影響力でNFTの戦闘力を上げる。これが出来るのはフォロワー数の多いイケハヤさんならではの戦術だなぁと驚いています。
以上の考察を踏まえると、おのずとイケハヤさんがCryptoPunkを購入した理由が分かると思います。
まとめ:イケハヤさんのビジネスモデルと強み
リスクを取ってポジションを取る
→ ブームが来た時に先行者利益を取る
→ 収益化の方法を知り尽くしているので収益率が高い
→ オンラインサロンと忍者NFTが金脈になる
→ 成否に関わらず武勇伝として語れる
結論:イケハヤさんは、どっちに転んでも3000万を回収できそう
考察は以上です。
追伸:
それ以上に、彼は仮想通貨もとい未来につながる技術発展が好きなんじゃないかなと思います。「好き」のパワーは儲け云々を超えていくので、このnoteのようにビジネスモデルとか成功失敗みたいな視点でばかり論じるのは無粋かもしれないですね。
最後に宣伝。私はブログ&SNSマーケティングを発信しています。NFT・仮想通貨に関する発信はあまりしていませんが、ブログやTwitterを使って『発信力を伸ばす方法』を主に発信してます。
これから発信力を伸ばしたい、フォロワー数を増やしたい!という方は参考にして下さい。
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