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怠け者でも損しない自己投資のやり方

あなたは『自己投資』という言葉に違和感を覚えた事があるだろうか?

AIをはじめ目まぐるしく次々に新たなテクノロジーが生まれている昨今、ビジネス書を読んでいると「自己投資をしてスキルアップしなさい!」という言葉をよく目にする。

例えば、
・貯金せずにスクールに投資しなさい!
・仕事道具にお金をかけなさい!
・知識に投資して新しい技術を学びなさい!
といった具合だ。

しかし、私は学生の頃、これらの言葉を見て「なにか腑に落ちないモヤモヤ」を抱えていた。

このモヤモヤの正体、今ならわかる。それは「もし自己投資して効果がなかったら、ただの無駄遣いと何が違うの?」という疑問だ。

そうなのである。自己投資をすすめる華々しい彼らのいう自己投資ジャスティス論には

・三日坊主になったら投資額が丸々損

というポイントが抜けているのだ。

具体的にイメージしてみよう。

例えば、めちゃくちゃ勉強が得意で、将来は東大に入って宇宙工学をやりたいと言っている小学生がいたとする。そんな彼の将来を考え、親がアメリカのNASA見学ツアーに投資するのは実に理にかなっているだろう。彼は目をキラキラさせ、よりいっそう勉強して将来は超高給取りの宇宙工学者になるかもしれないからだ。

一方で「今度こそ就職頑張るから!上京費用を貸して!」と言ってくるギャンブル中毒のおっさん(36歳無職)はどうだろうか。

何をやっても3日と持たず、職歴はボロボロ。そんな彼が「自己投資こそ至高なり…」と言ったところで、失笑を買うだけだろう。

さすがにここまで極端なケースはレアだろうが、しかし多かれ少なかれ、

「自分に投資をしても、ギャンブル中毒のおっさんみたいに3日坊主でリターン0コースになってしまうのでは?」

という疑念を浮かべてしまうだろう。

特に、まだ一度も大きな成功をつかんだことのない弱者なら、なおさらだ。

自己投資はジャスティス!と言っている人は、

・自分にめちゃくちゃ自信がある
・過去に成功体験がある
・体力根性バリバリの筋肉もりもりマッチョマン

こういった前提条件を満たすことなんて大前提でしゃべっているのである。怠け者のことなど眼中にないのである。

とはいえ、ここで「よし自分は自信がないから自己投資なんて辞めておこう!金もないし、貯金サイコー!」と逃げていては、いつまで経っても成長できない。(ここでいう成長とは、自分の価値を上げて時給を底上げするという意味です)

そこで、今回は自己投資しても挫折するかも…と不安な怠け者にむけて「初心者向けの自己投資のやり方」を教える。

かくいう私も自己投資が苦手で、どちらかというと貯金サイコー派であった。経営者として10年経験を積み、資産4億を超えた今も株式や不動産からの不労所得サイコーと日々叫んでいるので、根本は自己投資否定派寄りである事を先に言っておく。

さて本題に入ろう。ビビリで凡人で自分に自信のない人が、どのように自己投資と向き合えばいいのか。結論から言うと、

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