vol.106 夜ポートレートにマクロリングライトを使ってみた。
以前購入したGodoxのRING72を夜ポートレートで使ってみたら意外に使えたというお話。
なぜ、夜撮にマクロリングなのか。
夜のポートレートで必需品と言ったらやっぱりストロボですよね。
ただストロボは慣れてないと光量の調整が難しいし角度によっては影が出来るのであまり好きではなかったり、シチュエーションによっては使う場所を選ぶというった事があります。(通行人の邪魔になるような使い方だったり、回りの方に不快感を与えたりすることもあります)
ストロボは突然パッと光るものですから迷惑に感じる人もいるかもしれないということですね。
まぁ、そんなことばかり考えるのであまりストロボを夜、街中で使うという事はしてこなかったんですが夜の街でポートレートを撮ることになりまして苦肉の策で思いついたのがマクロリングライトだったわけです。
なにせマクロリングであれば光源が被写体の方に向いているので周りへの影響は最小限に抑えられるかなと。
またストロボと違い、マクロリングライトは定常光なのでデジタルカメラを使っていると露出を決めやすいというメリットもあります。
またレンズから離れた位置に発光部分が来るストロボと違い、レンズに付けるので被写体の裏に影ができにくい(もし影が出来るならレンズから話して使えばいいだけ)というのも自分としては使いやすい点でした。
実写
マクロリングライト無しでの一枚。
周りも明るいのでレタッチで十分活かせそうな一枚です。
で、こちらがマクロリングライトを点灯させた1枚。(光量は左右ともにレベル1の光量です。)
ストロボだと背景が暗くなったりしますが、背景を残しつつ被写体全体に光が当たっていて先ほどの点灯させていない写真に比べるととても使いやすい一枚になったのではないかなと思います。
こちらは光源がモデルさんの背中側にあるのでかなり暗くなってしまいましたが、マクロリングライトを付けることでだいぶ明るくいい写真になったんではないでしょうか。
※上記四枚はjpeg撮って出しになります。
最後に
今回はX-T4にレンズはtouit32mmF1.8を使いましたがフルフレームに比べてセンサーの小さいAPS-Cでこそ足りない光量を補うという使い方に適しているのかもと思いました。
そしてマクロリングライトは左右の光量を最小の1から最大光量の10まで選択できます。
モデルさんの顔側だけライトを付けて、背中側はつけないという使い方で明暗差を出してもいいのかもしれませんね。
電池の消費ですが、もちろん両側10で使用していればすぐに電池切れになりますが、光量1で使う分にはかなり電池の持ちもいいと思います。
※つけたり消したりで二時間の撮影を三回でもまだ使えます。
因みに今回撮った写真はすべて左右どちらも光量1で撮ってます。
今回は夜撮に使いましたが思いのほか使い勝手が良さそうなのでもっといろいろ試してみたいなと思います。
まぁ、デメリットとしてはレンズ前面にアダプターをねじ込む必要があるので頻繁にレンズ交換するような撮影には向かないという事。
あとは、φ77以上のフィルター径にはつかない(使えない訳ではない)ので大口径ズームレンズ(EF2470mmF2.8LⅡUSMなど)や大口径単焦点(RF85mmF1.2LUSMなど)ではレンズに直接つけられないという使用が制限されるのがデメリットかなと思います。
というかそれくらいのデメリットしか思いつかなかったです。
これくらいのデメリットであればAPS-Cサイズセンサーcameraに単焦点一本で撮るなら十分活躍してくれると思います。
ということで今回はここまでです。
では、また。