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vol.112 一年越しの花火ポートレート

みーこさん

2021年の夏に予定していた花火撮影が雨で中止になってしまってから一年、雨の多い2022年の晩夏の頃に天候に恵まれた花火ポートレートをすることができました。

今年も雨が多くて、天気予報は雨模様。
でも撮影日が近づくにつれ降水確率が60%から20%へ、そして雨予報から曇り後晴れへと好転した中で撮ることのできた花火ポートレート。

RF 85mmF1.2L USMにて撮影

衣装について何も打ち合わせしてなかったけど、浴衣を着て来てくれたみーこさん。
きちんとリクエストしろよとか連絡しないといけないのに手を抜いてるんじゃないといった声も聞こえて来そうですが、まぁ付き合いも長いのでそこはお互い阿吽の呼吸で意思疎通ができているんだと思いたいですw

Fujifilm X-T4にCONTAXのPlanar85mm F1.4を着けて

Planarの柔らかい写りとみーこさんの雰囲気が相まってお気に入りの一枚。
APS-Cで撮ると実際の撮影倍率よりも大きくなるので換算127.5mmでもあまり遠くから撮らなくてもこれくらいの画角に収まってくれるのはけっこう助かります。

Canon EOS R6+RF85mm F1.2L USM 

橋の下で一枚。

今回、花火撮影用に用意したのはEOS R6+RF 85mmF1.2L USMとX-T4+Planar 85mmF1.4のみ。

暗くなることが予想されるので明るいレンズに暗所に強いEOS R6をメインで使う予定でした。
実際にこの組み合わせはやっぱり正解で、ノイズにも強いEOS R6と開放でもきっちり写るRF 85mmF1.2は花火撮影には必須の組み合わせです。

F1.2、ISO12800、SS1/500 RF85mmにて

花火の先端にピントを合わせた一枚。
今回の花火ポートレートの中ではお気に入りの一枚です。

完全に日が落ちてしまったのでさすがのEOS R6とF1.2の組み合わせでもISOが12800まで上がってしまい、後処理でノイズ軽減しています。

シャッタースピードを上げて飛び散る火花を捉えようとするとISOが爆上がりし、シャッタースピードを遅くすると花火の先端がぼやっとしてしまう難しい環境でしたが初めての撮影ではそれもまた面白い。

こういう火花が散った写真だと花火ポートレートって感じですね。
撮りたかった写真そのものが撮れたのでご満悦です。

シャッタースピード1/100で

初めての花火撮影だったので考えが至らなかったのですが、反省点が二つ。
一つは花火ポートレートは完全に日が落ちる前から始めなければいけなかったなということ。
もう一つは花火は同じもので用意したほうがいいと言うことです。

一つ目の完全に日が落ちる前に始めないとシャッタースピードが稼げずに手持ち花火特有の火花がバチバチと飛び散っている写真が難しくなってしまったこと。
二つ目が色が変化する花火や、種類が異なる花火を途中で挟むと設定が迷子になるということですね。
なるべく同一素材の手持ち花火で撮影したほうが露出やWBの設定を逐一変更しなくても撮り続けられるという事。

初めての手持ち花火で反省点も見つけられたので次に生かして楽しくポートレートライフを送っていきたいなと思います。

では、また。

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