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vol.87 ネコノメさんとポートレート撮影

22年3月末で閉鎖される名古屋市のstudiobloomさんでネコノメさんを撮影した時のお話。

model:ネコノメさん
Twitter:@nekonekonyamm
Instagram:@nek.n.m

※掲載データは無断転用を禁止します。

今回の企画はネコノメさんの自主企画の一環としてカメラマン募集をされていたのでネコノメさんを撮影したい後輩と知り合いの女性カメラマンのカメラマン3名とネコノメさんの計4名で撮影しました。

今回の撮影は5時間と長丁場だった為、衣装は4種類用意してもらい、各自3分間で順番に撮影(脇撮OK)していくスタイルで進めました。

黒い衣装が妖艶さを、キリリとした表情に相まって恰好良いネコノメさん。

背景紙を使いクリップオンストロボを一灯焚いて撮影。
スタジオBloomは古民家スタジオというコンセプトだが光の入らない部屋にはこうしたバック紙が設置されていて、無駄なくスペースを活用できる。

シャンデリアを前ボケにして。

ネコノメさんは去年の秋ごろ突如としてSNS界隈に登場し、あっという間に人気モデルさんになった。

SNSで伝わるネコノメさんの魅力も素敵だが、SNSだけでは十分に魅力が伝わらない魅力は確かにある。

きっとこの記事でもネコノメさんの魅力は十分に伝わらないだろう。

だから、ネコノメさんの魅力は会ったことのあるカメラマンやモデルさんだけが共有できる秘密なのである。

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晴れた日の畳の上はとても眠気を誘う。

カメラマン3人。
一人持ち時間3分だと一回りで約10分、四回撮ったら40分から45分くらいになるのでそこでいったん休憩&着替えをしてもらい次の撮影という流れで撮影していきます。

自然光の入る古民家での撮影はとてもゆっくりと進むが、撮影時間は3分なので撮影中のカメラマンは少し慌ただしい。

露出を決め、構図を決め、どんな表情をしてもらうか考えている間に時間は過ぎる。
でもそのあっという間に過ぎ去る時間の中でもネコノメさんはきちんとファインダーの中に存在感を残す。

ネコノメさん自身が持ち込んだお酒の缶を使って。

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フォトスタジオBloom桜山店は玄関、お風呂場、背景紙のある部屋、シャンデリアのある部屋、庭先に縁側ともう一つの和室で構成されている。

一つの衣装で4回ほど撮影する機会があるのでくるくると同じ場所をループするように移動して撮影した。

同じスタジオ内で同じモデルさんを衣装が違うだけなら同じような写真ばかりになるんじゃない?

と思うかもしれないがネコノメさんはその衣装に合わせた表情、間、空気を作るので同じ構図、同じ写真は見返してみてもあまり無いことに気づく。

「あたかも猫の目のように」という言葉がある、環境に応じて迅速に変化する様を言い表しているのだとか。

ネコノメさんは猫の目よりもはやく、柔軟に表情や雰囲気を変化させる。
それはきっと自分がどう映っているかわかったうえであえて様々な表情、空気感を作り上げているのだろうと感じる。

猫耳&セーラー服のネコノメさん。
古民家は都会に比べれば人の出入りは格段に少ない、そんな古民家での秘密の邂逅。

お昼や小休止、撮影の小道具として撮影前に買ったドーナツを使って。

某アニメの「お魚咥えた野良猫~♪」ではないが、ドーナツを頬張るネコノメさんはお茶目でかわいらしさがとても際立っている。

フォトスタジオBloomさんにはオーナーさんが集めた小道具がたくさんある。この地球儀もそのうちの一つ。

2022年3月31日でフォトスタジオbloom名古屋桜山は閉店しましたが、現在は同じ愛知県の犬山市にて鋭意リニューアルOPENの準備中です。

きっとこの地球儀も新しいスタジオにあるのだろう。
今度はもっといろんな小道具を使って撮影をしていきたいな。

フォトスタジオBloom犬山店

リニューアルオープンされたらまたネコノメさんとお邪魔したいと思う。

Bloomは英語では「咲く」という意味になる、3月末で桜山店が閉店し、犬山店のOPENを準備しているBloomさん、新しくOPENする犬山店でも多くの笑顔が花咲くことを願っています。

では、また。


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