みんなちがって、みんないい
わたしと小鳥とすずと 詩・ 金子みすゞ
わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、地面をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように、たくさんなうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい。♫
町田の版画館前にある、はんてんぼく、秋が深くなると、美しい枯葉が、かさこそと、なり始める。数枚拾ってみると、みんな違って、みんな美しい、春夏秋と成長してきた葉が、最終期に見事に変容をとげて、大地に還ろうとしている一枚一枚が、最高の芸術品になっている。
だから、うん。うん。とうなってしまう。
自然界には、同じものはふたつとない。貝殻にしても、毎朝の光にしても、同じではなく、一期一会と表現できる「ZERO時場」で、永遠の瞬間をさりげなく演出している。
(註)葉の形が、はんてんににていることから、呼ばれている。
(ユリノキ)15m以上になる樹木。初夏5月頃、おわんのような 大きなユリに似た黄色の花が咲き。 花は高い枝の先に咲きます。
アメリカ中東部を原産とするモクレン科の落葉樹。
ユリの花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」で、 ユリは「聖母マリアの象徴」です。
🐻 人工では、同じものが作れるでしょうが、自然は、唯一無二の存在なので、神秘的な波動が、伝わってきます。
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